お盆はご先祖様が帰ってくるので心をこめてお迎えします

お盆の4日間は何をするの?
お盆の4日間は何をするの?

お盆とはご先祖様が我が家に里帰りなさる日 ではありますが、いったい何をどの程度すれば良いのでしょうか?

どんどん変化する忙しい現代社会、あまり手の込んだことは・・・というのも道理です。
ここではお盆の4日間に行う基本的なことを我が家の例とともにご紹介します。

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基本を知れば、”我が家流”で良いのです

すべてをしきたりや風習に従わなくとも、出来る範囲で出来るようにアレンジして良いのです。

我が家も、お盆は7月、お盆休みのある8月にはしないし、忙しい毎日の中のお盆です。
”基本” に比べればかなり省略形だと思いますが姑が亡くなってからはさらに簡素化しています。(おかあさん、ごめんなさい)

このブログの中でも随所で言っておりますが 大切なのは 心 です。

誰しも必ず親があり、そのまた親があります。
19代さかのぼれば なんと100万人を突破します。
そうして ”今” があるのです。

ご先祖様あっての私たち、
脈々と受け継がれてきた人類の歴史。

そこまでは考えなくても

我が家の歴史と、”生かされている私たちの今” に思いを馳せる
そんな気持ちを持つだけでもご先祖様はとても喜んで下さると思います。

てことで、

お盆にすることの基本形を知っておきましょう。
知っていてやらないのと、知らなくて出来ないのとでは大違いです。

だいたいこんな感じね、というのがわかったら、
我が家流で良いので、出来ることを心をこめていたしましょう。
そのお家で毎年なさってきたやり方があるならそれを最優先して下さい。

初盆(新盆)はこちらもご覧下さい。

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1日目(お盆の入り・7月13日、8月13日など)

※手作りするもの、お買い物は前もって済ませておきます。

  • 盆提灯を出す
  • 盆棚(精霊棚)の準備
    • 笹、ほうづき、草縄などを飾る
    • 地域によってはお盆の間仏壇を閉じるところもあります。
    • その場合はお位牌は必ず盆棚に置きます。
  • 盆棚にお供えをする
    • お餅、だんご、素麺、盆菓子、果物などなど
    • 精進料理
    • 水の子、閼伽水、みそはぎ
  • 精霊馬・牛
    • きゅうり・ナスで作る、藁でつくる、買い求めるなど
  • 仏花の準備
    • トゲのある花は避けましょう
  • 迎え火、送り火の準備
    • おがら(苧殻、麻がらも同じもの)またはたいまつ
    • 焙烙(ほうろく)または代用品

準備が整ったら盆提灯に灯りを灯し、日没前にお迎え火を焚きます。

1日目の夕方にお墓参りをし、墓前にて迎え火を焚き、
ご先祖様も一緒に帰ってくる、というところもあります。

【我が家では】
盆棚(精霊棚)は作らず、仏壇の前に小さな机を出し、まこもを敷きます。

お供えはかご盛り、菓子、果物などなど思いつくままに、蓮の葉にのせるものはその時々で違っていました。

お花は花立に、普段より少し豪華にします。

水の子をつくる習慣はありませんが蓮の葉とみそはぎ、がまの穂は必須です。

日頃から”お寺は午前中に行くもの”と言う姑は、お盆も1日目の午前中に「お迎えに行く」と言って墓参りに出かけてゆきます。

私は家であらかたの準備をし、午後に姑と一緒に仕上げです。


精進料理は、とても簡単に1品だけですが、
必ず干しシイタケでとった出し汁で油揚げとお野菜(野菜なら何でも良い)を煮たものを作ります。

これはお盆の期間中毎日、お昼に作って供えます。

夕食には故人の好きだったもの(肉、魚もあり)を用意します。


早馬に乗って早く帰って来られるように
精霊馬をしっかり用意し、夕方6時過ぎ頃に家族揃って 迎え火を焚きます。

新米嫁の頃は、午前中にお墓に迎えに行ったのだから、もうココに居るんだろうに・・ と思ったものですが(^^)

連れて来たのは姑の旦那さん(舅)だけで、他の人たちは早馬に乗って迎え火を頼りに帰って来る、ということだったのかな、と、後になって思いました。

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2日目、3日目(お盆お中日、7月または8月14~15日など)

棚経
菩提寺の僧侶またはそれに代わる僧侶を招き
お経をあげていただきます。
お経のあと、お食事を差し上げることもあります。
お車代と、お布施を差し上げます。
お車代は白無地の封筒に、お布施は不祝儀袋に入れます。

お客様
親戚や故人と親しかった方々などの来訪がある場合は
いつでも召し上がっていただけるものを用意したり、
会食の場を設けたり、お家によって様々です。

お線香と提灯は、基本的にはお盆の期間中点けておくもの
のようですが、現実にはなかなか難しいですね。
人がいる間は点けておく、無人になる時や就寝時には消す
など、安全第一にすれば良いと思います。

【我が家では】
:いつものようにお水、お茶、お酒、白米
加えてなにか1品、お盆の朝ごはんを差し上げます。

:必ず 素麺 と 油揚げと野菜の煮物、
めんつゆと煮物は干ししいたけの出し汁で作ります。

:舅の好きだったものを必ず1品作ります。

2日めの午前中に菩提寺の和尚さんに来ていただき、
お経をあげていただいたあとにお膳を差し上げ、
お車代とお布施を差し上げます。
お参りに来て下さるお客様も多く、バタバタと過ぎる2日間です。

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4日目(お盆の明け、7月または8月16日など)

昼間は2日目、3日目と同じように過ごしたあと、一般的にはお迎え火と同じくらいの時刻に
帰り道を照らす送り火を焚き、ご先祖様をお送りします。

できるだけゆっくりしていただき、ゆっくりお帰りいただきたい名残惜しい時間です。

【我が家では】
2日目、3日目と同じように過ごし、夕食を済ませた後にお盆の一式を片付け、送り火を焚いてお見送りをする という順序なのですが、愛する伴侶との別れが切ない姑はお盆が終わるその時まで、つまり7月16日が終わるギリギリまでお別れをしたくないのです。

ですから送り火は夜中の12時をまわらないとしないのです。
そしてできるだけお土産を持たせてやろうと、お供え物をひととおり、全種類を一つずつ袋に詰めます。

帰りに乗る牛はゆっくり帰るためもあるけれど持たせるたくさんのお土産も載せるために牛なのだと聞かされました。

なるほど・・・。
亡き人を想う心が本当に随所にこもっているのですね。

ただ、そうはいっても実際は故人の霊が持ってゆくはずもなく次のごみの日に出すのですが、家庭のごみとは一緒にしません。

あくまでも別の袋に入れるのです。

昔は川へ流したそうですが今の時代、近くに川があったとしてもそんなことはできません。
ツラい現実です。

送り火も、本当は明け方の一番船に乗せるといって17日の午前4時頃にしたいのだそうですが・・・。

家業もあるし、寝なきゃもたないし、現代ではキビシイ時間です。

そうして色々なところを妥協して夜中の12時過ぎにお見送りをして、我が家のお盆が終わります・・・。
正直、大変疲れる4日間ではあります・・・。

★ところで
あの世へ戻るご先祖様を明け方の一番船に乗せるという習慣がある所を
ご存じですか?
私は聞いたことがないのですが。

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