「暑さ寒さも彼岸まで」の意味は気候だけじゃない、深~い言葉なのです

お彼岸
お彼岸

「暑さ寒さも彼岸まで」。最近でも言ますか?

寒い寒いと言っていても3月のお彼岸を堺に暖かくなる、暑い暑いと言っても9月のお彼岸が過ぎると涼しくなるね、ということですが、他にもなるほど~な深~い意味があります!

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暑さも寒さもホントにお彼岸までなの?

実際、3月になると急に春めいてきますね。
花粉症の人には恐怖の季節の始まりです。

9月は、厳しい夏の暑さもちょっとだけ落ち着いて・・・と思ったらグッと涼しい日があって。
ああ、そろそろお彼岸だもんね、なんて思います。

昔はもっと、本当に実感を伴ってそう感じました。
よく間違わずにお彼岸で季節が変わるよね、と思っていました。

ところが最近は、ここ数年は特におかしいですね、季節が。
そもそも ”季節の変わり目” がなくなっちゃってるような感じだし、雨も風も災害になるほどひどかったり。

異常気象なんですよね、世界的地球規模で(TT)。

それでもやはり、お彼岸の頃には季節が移り変わるのを感じます。

春彼岸も秋彼岸も、「暑さ寒さも彼岸まで」で、やっと過ごしやすくなるなぁとほっとするのです。

では本当に「暑い」も「寒い」もお彼岸までなんでしょうか?

私は関東生まれの関東育ち、本当に暑さ寒さも彼岸までだなぁと感じるので、気象庁のデータで東京の気温を調べてみました。

2000年以降のお彼岸と前後の東京の平均気温

西暦 3月1日 3月20日 3月31日 9月1日 9月20日 9月30日
2000年 6.1 9.9 13.4 29.1 25.4 21.8
2001年 7.1 14.8 3.5 25.2 20.4 18.3
2002年 12.0 14.4 15.0 28.9 22.0 20.8
2003年 4.9 8.4 14.5 22.2 21.4 20.4
2004年 5.2 4.8 16.3 28.6 26.6 25.9
2005年 5.3 8.1 11.0 27.3 25.0 20.7
2006年 5.7 8.5 8.0 23.2 25.4 22.5
2007年 9.0 8.3 13.1 22.4 27.3 16.8
2008年 8.8 9.2 7.8 27.3 24.5 17.2
2009年 7.1 15.3 10.7 25.7 22.4 20.2
2010年 9.0 15.2 9.1 30.4 25.9 19.2
2011年 5.8 13.7 9.7 28.5 19.9 24.6
2012年 8.2 8.2 14.1 27.9 27.6 25.7
2013年 13.6 17.4 7.4 30.4 24.9 22.2
2014年 8.9 8.1 15.7 21.8 20.5 24.7
2015年 6.9 11.8 16.7 23.7 23.3 20.9
2016年 5.2 13.4 14.9 27.0 19.1 21.4
2017年 6.4 12.6 8.8 21.8 23.3 20.1
2018年 12.4 8.4 13.4 25.9
平 均 7.8 11.1 11.7 26.2 23.6 21.3

その年によってバラバラな気もしますが、おおむね、お彼岸を境に、それ以前と以降で気温が変化していっている、ということで良さそうです。

とにかく最近は異常気象続きですので。
それでも おおむね その通りね、という感じですよね。

しかもこれは「平均気温」です。
朝晩の気温と日中の気温差はここからは読み取れません。
一番最後の行は、「平均気温」の平均ですから、ここで おおむねそうなっているらしい 結果が出ているので、私としては大納得です。

2000年以前の表を作れば、もっと「暑さ寒さも」にふさわしい、季節の変わり目らしい気温の変化が見られると思うのですが。

北海道とか沖縄はどうでしょうね。

温度帯が違っても、やはりそれなりにお彼岸頃に季節の移り変わりがあるのではないでしょうか。

タテに長い日本、寒い地域の春彼岸は「暑さ寒さ」よりも「彼岸過ぎても七雪」(お彼岸を過ぎてもまだ7回は雪が降るほど寒い)の言葉のほうがぴったりくるのかもしれませんね。

悟りに近づく「彼岸」の言葉か・・・。

さて、お彼岸は「彼岸を目指す修行の期間」(お彼岸とは?の記事をご覧下さい)なんですよ、ということですが、なかなか、立派な人になるのは難しいことです。

なにを以って「立派な人」なのかというと、それもまた定義が難しいですが。

なんたって生身の人間、煩悩のかたまりです。

仏教の説法に「二河白道(にがびゃくどう)」というお話があります。

「此岸(しがん=この世)」には盗賊や獣がひしめいて、その中に自分もいます。

極楽浄土の「彼岸」は穏やかな世界です。

東の「此岸」から西の「彼岸」に向かって白い道(白道)が延びていますが、道の南側には燃え盛る「火の河」が、北側には氷のように冷たい「水の河」があります。

「火の河」は怒りや憎しみが渦巻き、「水の河」には欲や執着が渦巻いています。

二つの荒れ狂う河がぶつかり合う白道を渡ってゆけば、彼岸にたどり着くことができます。

引き返せば此岸の獣に殺され、立ち止まれば炎に焼かれ、冷たい水にさらわれます。

お釈迦様はこの道を行けと勧めていらっしゃいます。
容易な道ではありませんが、必ずたどり着くことができます。

「暑さ寒さも彼岸まで」は、彼岸に続く白道を行くために、此岸を生きるためにある言葉でしょうか。

厳しい人生も懸命に生きれば彼岸へ行くことができる。

転じて、苦しいことも悲しいこともやがて時が来れば去ってゆく、という意味で使われるようになりました。

似た言葉に、

暑い寒いも彼岸迄

寒さの果ても涅槃(ねはん)まで

があります。

人間万事塞翁が馬 というのも、ちょっと近い感じですよね。

頑張って行きましょう(生きましょう)。

止まない雨はないって言いますもんね。

「お彼岸」の前の記事

お彼岸は日本独自の仏事です。ご先祖様を供養するとともに「六波羅蜜」(ろくはらみつ)を実践できているか、自分を見つめ直し功徳を積む期間なのです。年に1回里帰りをなさるご先祖様を、おもてなしをしてご供養するお盆とは全く別の行事です。

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