入管法改正をなぜ急ぐの?外国人労働者受け入れ反対が多いのに!

入管法改正案衆院通過
入管法改正案衆院通過

2018年11月27日、「入管法改正案」は可決し、衆院を通過しました。
「外国人労働者受け入れ拡大」は自民党の中でも反対の人は多いのになぜこんなにも急ぐのでしょうか。
「外国人労働者問題」は「移民問題」ではない、とする安倍総理の本心はどこにあるのでしょう?

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多数決ではあるけれど、結局野党の反対もカッコだけ

外国人労働者の受け入れを拡大するために”外国人労働者の在留資格”をあらためましょう、というのが入管法(正しくは出入国管理法)改正案です。

例の、「特定技能1号」とか「特定技能2号」ってやつを含めた「新たな外国人材受入れのための在留資格の創設」ってやつですよ。

これが、野党だけでなく与党の中からも中身空っぽのがらんどうだと非難されながらも、この改正案で行く!と衆議院で決まったのが昨日で、今日(11月28日)のうちに参議院で審議を始め、国会の終わる12月10日までに参議院でも可決させる!と与党は言っている、というわけです。

この後の流れとしては、
衆参両議院で可決された新たな法律は、天皇陛下に奏上(天皇に申し上げる)した後30日以内に公布(一般市民に広く知らせること)と定められています。
法律番号が付けられ、公布のための閣議を経て国務大臣と内閣総理大臣の連署が記され、法律は天皇より公布されます。

衆議院を通過するまでには本会議での議論はもちろん、与野党各党内でも議論されたことでしょう。

自民党にも党議拘束がありますからね、党全体の意思としては可決賛成ですが、個別の意見は反対の人が多いそうですよ。

それほど反対の多い議案ですから審議もすごく時間がかかるはず、でもなくて衆院での審議時間は合計17時間15分だったそうで。

与党と安倍総理は何を考えているんだ? とは毎度思うのですが、その前にやはり今回も野党のふがいなさが際立ちます。

野党は本当に反対する気があるのでしょうか。
改正案はがらんどうだ!可決ありきはおかしい!急ぎすぎる! と叫ぶばかりで、とった行動は山下貴司法相に対する不信任決議案だなんておかしくないですか?

多数決に対抗するためにあらぬ方向から攻めて国会を空転させる、審議を長引かせるなどして具体的な対案や修正案を提案しないのはいつものことですが。

いつも中身に踏み込もうとしないのは、結局反対するのはカッコばかりで実は賛成なのか、仕事したくないのかと思ってしまいます。

少なくとも入管法改正については反対はジェスチャーですよ。
共産党の志位さんも参院でも頑張って廃案に持ち込む、なんて言ってますけど、廃案にはならないですから。

というか、野党は本気で廃案を望むなら本気で仕事するでしょう。
声ばかり大きく張り上げて、それこそ中身のない反対なら賛成と同じことです。

安倍総理はなぜ入管法改正を急ぐのか?

さて、安倍総理は明後日29日からの欧米訪問を早く切り上げて入管法改正案の成立に取り組むそうです。

安倍晋三首相は29日~12月7日に予定していた南米と英国・オランダ歴訪のうち、後半の欧州2カ国への訪問を取りやめ、帰国を同4日に前倒しする調整に入った。外国人労働者の受け入れを拡大する入管法改正案の今臨時国会中の成立に向け、国会対応を優先する。
(毎日新聞2018年11月27日)

今回も衆議院を通過して、無事に?参議院も通過してめでたく法案成立となるのでしょう。
そして年末の予算委員会に間に合うようにするのでしょう。

なーんで安倍総理はそんなに急ぐのか?

安倍総理大臣の任期はどんなに長くても2021年9月まで、あと2年と10ヶ月。
来年2019年7月とウワサされる衆参同日選挙で、もしも自民党が大敗したらそこで安倍政権は終わるかもしれません。
安倍政権はつまり最短の場合8ヶ月の命。

安倍総理の目下の最大の悩みは『後継者』がいないこと、のようです。

このあたりのことは参議院議員の青山繁晴さんがするどく推察していらっしゃるけれど、とにかく残された時間が迫る中、”自分のすべき仕事” のある程度のカタチを作っておかなければならないという危機感がものすごいことになっているのだな、と読みました。

だからなんにしても兎に角外側だけ、入れ物だけでも作って、入れる中身の方向性を示すところまで持って行きたい、ということなんでしょうか。

世の中順調ならまだしも、超少子高齢化、人手不足なのに賃金は停滞どころか実質激減していますし、オリンピックだ万博だと聞いても、どうも明るい気分になれない人が多いのは事実ですよね。

それなのに!

TPP、日欧EPA、種子法廃止、水道民営化、働き方改革(働かせ方改悪)、妊婦加算、自動車税見直しなどなど、などなど・・・。

そしてムリ押しの入管法改正。
来年の選挙は消費増税見送りを武器に闘うつもりでも、これではどうあっても勝てないんじゃないでしょうか、安倍さん!!

せめて天皇さまに奏上するまでに、議員センセイ方には精一杯の誠意をもって一生懸命中身を入れ、”良い法律になる修正はいつでも可能” なようにしておいてほしいです。

「外国人労働者受け入れ拡大」ってなんですか?

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外国人労働者はことさら拡大しようとしなくたってとっくにどんどん増え続けています。
これからも増えます。

今の日本の「受け入れ」がザルなのは日本国民はみんなよく知っているし、苦しんでいます。

技能実習制度ってなんですか。
そもそも「技能実習制度」って、日本でしっかり技能を身につけて、どうぞ自国へ帰って役に立ててくださいね!という「国際貢献」の制度だったはずですよね?

でも実態は民間に丸投げで、外国人を破格に安い値段で使い倒せる労働者として迎え入れただけですよね?

中には本当に有意義な「技能実習」をして喜んで帰国した外国人もいるのかもしれないけど、いたとしてもおそらくそれは数えるほどの人数でしょう。

多くの外国人技能実習生は、来日するために高額な手数料をブローカーに払って、過酷な環境(労働環境、生活環境、賃金などなど)で使い倒されてどうにもならなくなって失踪しているわけです。

この1年で7,000人を超える外国人が行方不明になる日本って、どんな国ですか!

一方では「技能実習生」とか「留学生」を装って日本の医療を受けに来る人がわんさかいます。

私たちが一所懸命に働いて社会保険料を払って、それでも自分ではそんなに病院にもいかないし、失業保険もそうたびたびもらわないですよ。
使わない健康保険のために、もらわない失業保険のために高い保険料を払うのは万が一の時のため、将来のためだと思うからです。

それを昨日今日来た外国人が横からジャブジャブ湯水のように使うわけですよね。

そんな人ばかりじゃないって?
そんなの当たり前です。
どこの国の人だって真面目に懸命に生きている人がたくさんいます。

でも、今日本のルールがザルなために、日本に別の目的で来る外国人があまりにも多いでしょ、ということです。

いえ、日本に来ていない外国人も日本の制度を悪用することが出来ます。
中国では「日本の健康保険を使って医療を受ける方法」を案内している悪人がいるんですよ。

まぁとにかく、悪用しないにしても、外国人が日本で働くということは生活の拠点を日本に置いて働くのですよね?
それで何年も滞在したら、これを移民と呼ばずしてなんと呼ぶのでしょうか。

実は「移民」という言葉には国際的に統一された定義はないそうです。
国連などの国際機関では、一年以上外国で暮らす人はすべて「移民」に該当すると解釈しています。

日本にも「移民」の定義はありません。

安倍総理は外国人労働者や留学生は断じて移民ではない!としていますが、1年以上日本で暮らしている外国人はたくさんいます。

国際基準で言えば日本にはすでに相当な「移民」が存在しています。
なんと日本は、2016年の外国人移住者数は42万7千人で世界第4位、立派な移民受け入れ国ですよ。

どんなに言葉を変えてみてもやっぱり「移民」でしょう。

入管法を改正するなら、ちゃんと移民に関する法律として整備すべきだと思います。

日本が外国人をどう受け入れるのか。
安倍総理は移民政策をとる気はない、今回のも「移民」じゃなくて「労働者」だ、と言い張っていますが、希望を胸に日本に来て失踪する羽目になる外国人労働者の人権はどうでもよいのでしょうか。

まるで現代の奴隷制度だと怒っている外国の人々になんと申し開きするのでしょうか。

それでとばっちりを受ける日本国民はどうでもよいのでしょうか?

中国や韓国、北朝鮮は数年後、10年後100年後に蒸し返しますよ、強制労働させられたって。
未来の徴用工問題になるのは必至です。

人手不足も事実でしょう。

外国人労働者を受け入れるのがダメだとも思いません。

でも、ここは日本です。

日本で暮らし、仕事をするためには、それにふさわしい基本的な条件だけは満たして来ていただかないと受け入れる側も来て下さる外国の方もつらい思いをするだけです。

日本語能力、日本に関する知識の程度などは試験があって当然でしょう。
どこの国の人を受け入れるのか、国を限定することも必要だと思います。

ザルの受け入れ態勢を利用して悪事を働くブローカーや雇い主は言語道断ですが、良い制度にしたって法の網の目をくぐるやつは必ずいるはず。

それを断固許さず、日本国民と日本に来てくれる外国人をいかに守るか、を真剣に、慎重に考えることが何よりも大事だと思います。

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