入管法改正案成立で何が変わるの?「新在留資格」と「出入国在留管理庁」

入管法改正案成立!
入管法改正案成立!

2018年12月7日、入管法改正案が参議院も通過し、可決・成立しました。
与党はやはり強行採決。力づくで通しましたね。
安倍首相は日本の人手不足の状況が「待ったなし」だから、外国人労働者受け入れ拡大のための入管法改正はどうしても急いで決めなきゃならないんだ、と言いますが本当にそうでしょうか。

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入管法改正はなんのため?

本当に急がなければならないのは外国人受け入れ態勢の整備と改善であって、入管法改正はそのためにこそ行うべきであって、外国人労働者受け入れ拡大のためにするのはちょっと違うと思います。

野党は本当はどう思っているのか、与党のやることには何でも反対なだけのように思いますが、国会の前でのデモやシュプレヒコール、大好きな日本が大嫌いになりそうな(なった)外国の人々、その他多くの日本人が本当に訴えたいのはそこなんじゃないですか?

外国の人々が日本に来てくれて、大活躍してくれて、その人たちも日本人もハッピーならこんなにうれしいことはないはず。

誰も日本に外国人を入れるなとか、鎖国をしろ、なんて言っていません。

入管法改正案は、本当は
出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律案
と言います。

現行法がどれだけザルで、改正案がどれだけ中身がないのか自分でもちゃんと読んでみたいと思って、見ましたよ。

「入管法改正案」は今国会(第197回国会)の「内閣提出法律案」です。
内閣法制局のホームページと、衆議院のホームページから参照することができます。

んじゃ、現行法と改正案による改正後はどこがどうなるのか、という比較が、法務省のホームページから参照できます。

この議案に修正が重ねられ参議院議会を通過しましたが、その「修正案」はこちら

衆議院のホームページからも参照できます。

この法律案と修正案は、さすがにすんなり読めないし理解するのもひと苦労で、これを読んで理解して議論する議員先生方はやはりさすがだなぁと思います。

で、私ごときには到底読み下すことが出来ず、わかりやすくまとめてある「骨子」も見たのですけどますますわかんないです。

でも、わからないながらもわかったことは、法律の概要や手続きを担当する役所のことは書かれているけど具体的にどうなるのかはあまり書かれていないこと。
やはり”中身がない”んだろうなぁということです。

それでもこの「修正案」は実際、参議院議会だけではもちろんなく、自民党の法務部会や超党派の「国士」(自分の事は省みずもっぱら国の事を心配する人物。憂国の士。)たる人たちが寝る間も惜しんで議論して、根回しをして、一所懸命まとめたものだと思いたいます。

いずれにしても(自民党の強行採決によって)成立してしまうのなら、せめて少しでもマシになるように修正を加えてくれ、との思いでなされた修正案です、きっと。

中でも附則第十七条の、この法律の見直しを「三年後」ではなく「二年後」にしたのは大きいと思います。
これはもともと五年だったそうですが、これが二年に縮まったのです。

なにしろ中身のない「新・入管法」ですから具体的なことは「省令」で定めていく、ということらしいですよね。

とにかく二年。
施行されて二年は懸命に環境整備しながら運用でカバーして、見直しを厳しくやろうと、そういうことなんだろうと思うのですけど、ぜひぜひ国益を損なわないように、国民を守りつつ移民も守る法律にしてほしいです。

入管法改正によって何が変わるの?

★まず、新たな在留資格として「特定技能1号」「特定技能2号」が創設されたこと。

これによって現行法では認められていない「単純労働」に従事する外国人労働者、つまり「特定技能1号」を受け入れることになります。

「特定技能2号」は「熟練した技能を要する業務」に従事する外国人、いわゆる高度な専門職で、これは現行法において仕事で日本に在留している外国人はすべてこれにあたります。

でも特定技能1号の「相当程度の知識又は経験を必要とする技能を要する業務」特定技能2号の「熟練した技能を要する業務」の認定などの具体的な例や基準は示されていません。
なにが「単純労働」でなにが「高度な専門職」なのか、示していないのです。

これに関連すると思いますが、では現行法の「技能実習制度」は改正後どうなるのか、というとこれもよくわかんないんですよねぇ。
ただ、「技能実習制度」では認めていない転職は、改正法案の「特定技能1号」「特定技能2号」では認められているようです。

留学生のアルバイトはどうでしょうか。
現行法では、外国人留学生は、来日後に「資格外活動許可」を受けててはじめて就労が可能になります。
この資格外活動許可を受けていない外国人留学生は就労できません。

そして、資格外活動の許可を受けていても、労働時間の上限は週28時間です(学校の長期休暇期間は40時間まで)。

これについての変更も見当たりませんでした。

★次いで大きな変化は、これまで出入国管理に関する任務は法務省の「入国管理局」が行っていたのを、法務省の外局として新たに「出入国在留管理庁」を設置、行うことになることです。

法務省内部の一部門でなく専門の「庁」に昇格したことは良いことですよね。

そしてその下に「地方出入国在留管理局」を設置するのですって。
現在の「地方入国管理局」がそれですね。

その他、「改正案」では
・受け入れのプロセスごとに規定を整備しますよ
・外国人に対する支援の規定も整備しますよ
・受け入れ機関に関する規定も整備しますよ
・「特定技能2号」の家族の在留資格に関することも規定を整備しますよ
・もろもろの手続き・罰則も整備しますよ

ってことで色々書いてあるのですが、実際に現実問題、色々どうするの、ということはこれから「省令」で決めてゆく、ということなんです。

なんだこれ、掛け声ばっかりで全部後回しじゃないか、これであと3か月で施行だなんて、どうするのよ!

これはまさしく「移民」の関すること、ハンパなことやってないで「移民法」としてもっとちゃんとやってくれ!

同感です。
そう言いたくもなりますよね。

それなら現行法のままにして、まず先に健康保険法改正とか、悪質ブローカーの排除とかをしっかりやるべきではないでしょうか?

人手不足って、本当に人手不足なの?

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超少子高齢化が加速する日本では人材不足が深刻な問題になりつつあるのは確かなことでしょう。

日本の生産年齢人口は、戦後に何度かのベビーブームがあって増加を続け、、1995年にピークの8726万人、その後は
減少の一途をたどり、2015年には7728万人になりました。

今後の予測は2029年に7000万人、2040年に6000万人、2056年には5000万人を下回るそうです。

でも今、人材不足は安倍首相のおっしゃる「待ったなし」なのでしょうか。

少子化はもちろん原因の一つでしょうが、少子化が見えて来たのはかなり前のことです。

終身雇用の崩壊、ニートやパラサイトの増加、非正規雇用の増加、賃金の実質減少、働き方改革などなど、「雇用者」と「働きたい人々」の意識が大きくズレていて、求人と求職のミスマッチが起きているとは言えないのでしょうか。

日本全国で、「働きたいのに働かせてもらえない」と思っている人が180万人もいる、というデータもあります。

日本人を使えば働き方改革に沿わない、時間外が増えれば賃金が上がる。

加えて、ゆとり教育のあおりか、打たれ弱い、我慢できない人たちがすぐ離職する、職場のリーダーの質の低下。

一方ではITの発達や無人化、機械化が進み、合理性ばかりを求める。

そんなことで、人手不足に思えているだけなのではないですか?

そりゃあ、業種、業界によっては、また、地域によっては本当に深刻な人手不足が起きているのでしょう。

景気が良いのは大企業だけ、中小・零細企業は苦しくなるばかり。

特に地方の高齢化、過疎化は、公共交通機関やライフラインを担う会社が収支のバランスがとれず破綻寸前です。

「湯水のように使う」という言葉がありますが、水道はタダではありません。
でも住人が多く、供給するだけ料金が回収できるから安く広く供給できるのです。
(水道民営化は日本の自殺行為です。)

ことほど左様に、日本の制度設計そのものがなにもかも、すでに現代に合わなくなっているのを見過ごしてきた政治、経団連、国民が危機感をもって国内の立て直しをするべきではないですか。

日本人が日本を立て直すこともせずに、外国人を制限なく体勢も整えずに迎え入れたら日本は滅びます。

日本人が日本の良き伝統を見直し、日本人ならではの心で日本ファーストをまず実践して、外国人をどう受け入れるのかをきちんと考えないといけないと思います。

百年以上も続く日本企業が多くあるのは、そうした日本人の文化と守るということを続けて来たからです。

経団連会長は何を考えているのでしょうか。
そんなに安い労働力が欲しいのでしょうか。

外国の方にも失礼極まりない話です。

「特定技能1号」って、在留期間は最長通算5年ですよ。
5年たったら絶対帰すって、そんなに割り切って帰せるんですか。
強制送還でもするのですか。

5年も日本に居たら、普通だったら仕事もこなれて会社や地域に愛着も沸くし、日本を好きになって日本に住み続けたいと思う人もたくさんいますよ。

モノをやり取りするのではなく、相手は人間です。
日本で働くために努力して、色々なものを背負ったり捨てたりして、意志を持って日本に来るのです。
日本って良い国だと思ってもらいたいです。

それに、日本に在留中に相手は日本人か外国人かわからないけれど結婚したり出産したりもしますよね。

外国人同士で結婚して、日本人は子供を一人しか生まないのにその外国人夫婦は二人も三人も子供を持つ。日本の健康保険を使って。

やがて日本は外国人の人口のほうが多くなるかもしれません。
そうなれば日本の文化は駆逐されるかもしれません。
どの国(人種)が一番多くなるかわかりません。

良いとか悪いとかの話ではなく、制限なく外国人を受け入れたらそうなる可能性もあるということです。

中国人は一人来たら一人では済まない、一族皆連れてくる。
そして中国人社会を造る。

と仰ったのは中国出身の石平(せきへい)さんでしたが。

本当に、日本の国家百年の計を思って下さい。
日本の偉大なご先祖様たちを思ってみて下さい。

自分さえよければ、自分の代さえよければ良いのでしょうか。

日本は今、後世に禍根を残す過ちをいくつも犯しているのではないでしょうか?

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