お盆に渡すお小遣いが ”お盆玉”。
お正月のお年玉の 夏バージョン だとか。
ご存知でしたか?ひばりはちっとも知りませんでした。
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お盆玉って、誰が始めたの?
余計なものを流行らせないで~~ という声もありますけど。
ですが、”恵方巻き”の件もありますからね、数年のうちに 既成行事 になってしまうのかも!
お盆玉 なるものを新しい日本の習慣にしようとしたのは山梨県に本社のある包装資材メーカーさん。
夏らしいデザインの お盆玉用ポチ袋 を考案、「お盆玉」も商標登録し、2010年、販売を開始したところ、このお盆玉用ポチ袋を全国の郵便局で扱い始め、徐々に有名雑貨店などでも販売しメディアに取り上げられて話題が広まった、ということのようです。
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なぜお盆にお年玉?
じゃあなぜお盆にお年玉なの? ということですが。
お盆といえば最も多いのが 8月13日あたり、帰省ラッシュが起こるほど日本全国夏休みです。
帰省した際に、めったに会えない子や孫にまたは両親、祖父母に日頃の思いを込めてお小遣いを渡す ということがありますよね。
それを ”公式行事” にしてしまおう、ということでしょうか。
そこにはさまざまな ねらい があることでしょう。
消費の拡大、活性化などなど・・・新しいブームを作ろう! のような。
振り返れば こういうことは過去にたくさんあります。
バレンタインデー
ホワイトデー
母の日
父の日
ハロウィーン
恵方巻き
数えればきりがありません。
今回は日本全国どこでも誰でも一番親しみやすい「お年玉」のサマーバージョンがテーマだということです。
でもこのお盆にお年玉は今に始まったことではなく、江戸時代の山形地方にお盆には奉公人に”お盆小遣い”を渡す習わしがあったそうです。
山形に限らず、江戸時代どころか昭和の時代の戦前までは住み込みで働く奉公人にはお正月とお盆くらいしか里帰りできる休日はなく、その際には主(あるじ)は精一杯の身支度や土産を用意しました。
そういうことを思い起こせば、お盆玉も斬新なものではないと言えます。
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皆がやりはじめればお年玉に並ぶ慣習になるのかな?
お年玉やお小遣いだけでなく、日本には古くから ”心付け” という 相手に伝えたい思いをお金に託す上手なやり方を編み出していました。
感謝の気持ち、お詫びの気持ち、祈りの気持ち。
今は人とのお付き合いが希薄になり、日常的に ”昔からのならわし” に触れることがなく
ひょっとしたら知らないままに過ぎてしまうことも多いですね。
人とのふれあいは他人ばかりでなく親族間のお付き合いも希薄になっていると、自分のことを考えてもそう思います。
そんな現代、かつてあった習慣やならわしをテーマを作ってタイトルを決めて、GOサインを出すことで思い出したり取り戻したりしているのかもしれません。
そうして ”公式” になったほうがやりやすいということもあるのかもしれませんね。
商魂たくましい! とばかり思わず、ノッてみるのも良いのかも。
そう思う人たちが多ければお年玉のように定着することでしょう。
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