節分の豆まき、鬼は外でも内でも良い?豆は神社で買わないと効果なし?

節分祭
節分祭

もうすぐ節分の日、節分といえば豆まき
豆まきのやり方は地方によって、ご家庭によって様々ですが、豆は神社かお寺でもらわないと全然効果がないってご存知ですか?

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「節分」の邪気を払う豆まきの正しいやり方

「節分」は「季節を分ける」、つまり季節の変わり目の時期のことを言います。
ですから、実は1年に4回あり、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前の日をいうのです。

季節の変わり目に生じる「邪気」(鬼)を払うために行うのが「豆まき」です。

なんで、豆 なのか?

これは「古事記」に由来します。

イザナキノミコトが黄泉の国からの帰り道に雷神や悪霊に追われ、黄泉平坂(よもつひらさか)にあった桃ノ木の実を3個とって投げつけると、雷神も悪霊もたちどころに退散してしまうんです。

桃の実には邪気を追い払う霊力があるんですね。

イザナキノミコトは、

「今私を助けてくれたように、地上世界で人々が困った時にも助けてあげなさい」

と、桃の木に命令します。

でも、桃のない季節に桃は撒けません(投げられません)。
それに、桃を投げるのはちょっと・・・現実的にムリです・・・。

それで、神社やお寺では節分祭の時に桃の実の霊力をこの豆に授けて下さい、とご祈祷するわけです。

ですから、豆そのものには邪気を払う力はなく、桃の実の霊力を宿した豆でないとダメなのです。

元皇族で作家の竹田恒泰さんが詳しく教えて下さっています。(1:03:45頃)

神社、お寺の節分祭でも、豆のご祈祷はもちろん、桃の木で作った弓矢や棒などで悪いものを追い払ったり、豆うちをする「追儺(ついな)」(「おにやらい」とも)が行われます。

豆打ち(豆まき)は、炒った大豆を鬼に向かってまき、鬼を払うものです。
炒った豆を使うのは「魔目(まめ)を射る」という意味でもあります。

豆は必ず炒った豆

豆は必ず炒った豆

豆まきは、古来から行われているこの「追儺」の行事のひとつが庶民の間で親しまれ、続いてきたものなんですね。

生の豆がダメなのは、拾い損ねた豆から芽が出ると縁起が悪いとされているからです。

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スーパーやコンビニの豆じゃダメなの?

竹田恒泰さんによれば、ダメ! なのですが。

「豆打ち」が庶民に広がり「豆まき」と呼ばれる過程で桃の信仰が薄れ、撒きやすく拾いやすい豆になった経緯もあるようですし、現代では神社やお寺に行くという習慣も少なくなりましたからね。

節分の日の朝には必ず神社へ行く、という方もいらっしゃるのですが、今となってはかなり希少な方です。

やはりスーパー、コンビニに行っちゃいますよねぇ。

竹田恒泰さんは、何の効力もない豆を撒くくらいならちゃんと桃の実を使ったお菓子を撒くほうがまだ良いというようなことをおっしゃっていますが、それも一考ですね。

神社の禰宜さんやお寺の和尚さんに聞くと、スーパーやコンビニで買った豆でも良いですよ、と言って下さる場合もあるのですが、イザナギの桃の話を思うと ”ただの豆”を撒くのも気が引けるというか、心もとないです。

神社やお寺では有名人を招いて盛大な節分祭を催し、豆まきをしたりします。
そういうイベントに参加して豆をいただいてくる、というのは楽しいし最適ですがなかなか行けません。

色々なアドバイスやご意見を総合すると、こういう手もあるそうです。

  • スーパー、コンビニで買った豆は、数日間、神棚または仏壇にあげ、神様仏様のお力を授かるようお願いする。神棚がベストだけれど神棚がない時は仏壇。
  • 自宅に神棚や仏壇がない時は神社かお寺に持って行き、お賽銭箱の上に置いてお力を授かるようお願いする。

自宅でムリな場合は結局神社かお寺に行くしかないのですが。

どちらもムリなら、もう桃の実を投げるしかありません。

桃の缶詰を買ってきて、桃をさいの目に切りオーブンで水気を飛ばして”ドライピーチ”にして投げる、ってのはどうでしょう?

桃の缶詰は水気が多すぎる

桃の缶詰は水気が多すぎる

缶詰の桃そのままだと水気が多すぎて投げられませんからね。
水気を飛ばすことが必要ですがオーブンがない、電子レンジもない場合はギュッと絞ってフライパンで炒る、とか。

そうなると年の数だけ食べるとかムリですよね、多すぎて作るのが大変です。
でも、投げるのは少量でも良いのではないでしょうか。
なんたってイザナギが千五百もの悪霊を追い払うのに投げた桃の実はたった3個なんですから。

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鬼は外?福は内? 撒くのは鬼門に撒きましょう。

”鬼”がつく名前を持っている方は、”鬼は内” とか ”大荷は外” などと言うそうです。

他にも東京都台東区の鬼子母神では「福は内、悪魔外」と言うそうですし、「鬼は内、福も内、悪魔外」と言うところもあり、豆まきの口上はその土地、その家によってたくさんバリエーションがあるのですね。

口上は色々ですが、豆を撒く(桃を投げる)のは鬼門と裏鬼門です。

鬼門とは何をするにも避けなければならない、艮(うしとら)(=北東)の方角 です。

裏鬼門はその反対方向、坤(ひつじさる)の方角 です。

鬼は角がありトラのパンツ

鬼は角がありトラのパンツ

ですから鬼は牛のように角があり、トラのパンツを履いているのですって。

鬼退治に行く桃太郎は鬼を退治する霊力のある桃から生まれ、鬼門と反対の方角の申・酉・戌(サル、トリ、イヌ)を連れているのです。
うまくできていますよねぇ。

桃太郎はサル、キジ、イヌをお供に鬼退治

桃太郎はサル、キジ、イヌをお供に鬼退治

ってことで、”鬼は外” は邪気を外へ追い払うことなので口上は「鬼」でなくても撒くのは鬼の通り道である鬼門と裏鬼門に撒くのです。

豆まきって、家族や仲間で盛り上がるにはお手軽で楽しいイベントですよね。

ですが、年の初め、この1年を良い年にするために、今年はちょっと気合を入れて本来の意味をかみしめつつ豆を(桃缶かも!)を撒こうと思います。

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