退位の礼と即位の礼、今の天皇陛下の呼び方は?次の皇太子さまは誰?

今上天皇皇后両陛下
今上天皇皇后両陛下

4月30日は今上天皇の「退位の礼」、5月1日は新天皇の「即位の礼」が行われます。
天皇陛下がご退位された後はなんとお呼びするのでしょうか?次の皇太子さまは誰になるの?
4月10日は両陛下の60回目の結婚記念日、即位から30年。
4月29日に昭和の日があって、30日に平成が終わり、翌1日に元号が変わる、なんと劇的な日程でしょうか。

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ご退位とご即位の日程

天皇陛下がご譲位されることになって2019年4月30日に今上陛下はご退位、5月1日に皇太子殿下が天皇にご即位されます。

「今上天皇(きんじょうてんのう)」は現在の天皇陛下のこと(今上天皇陛下とは言いません)。
「今上天皇」「今上陛下」「天皇陛下」といえば、現在の天皇陛下のことです。
皇后さまも公の場では「今上陛下」とお呼びになっています。

皇位継承を国の内外に示す「退位の礼」「即位の礼」は最高の皇室儀礼であり、「国事行為」として行われます。

「国事行為」とは、

日本国憲法上、天皇が行うものとして規定されている行為である。 いずれも「内閣の助言と承認」が必要で内閣がその責任を負うと規定されている(日本国憲法第3条)。
Wikipediaより

退位の儀式は3月12日頃から4月30日まで十の儀式が行われ、

いわゆる「退位の礼」は「退位礼正殿の儀(たいいれいせいでんのぎ)」と言い、退位当日4月30日に「国事行為」として行われる、十一個目の最後の儀式です。

「即位の礼」

  • 剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ) 5月1日
    • ”三種の神器”を引き継ぐ儀式、女性皇族は出席されません。
  • 即位後朝見の儀(そくいごちょうけんのぎ)  5月1日
    • ”三権の長”と国民の代表にお言葉を述べる儀式(出席者)
  • 即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ) 10月22日
    • 国内外の賓客に即位を宣言する儀式
  • 祝賀御列の儀(しゅくがおんれつのぎ) 10月22日
    • 東京都内をパレードし、国民の祝福を受ける儀式
  • 饗宴の儀(きょうえんのぎ) 10月22日~ 数日間?
    • 国内外の賓客に即位を披露する祝宴

となります。

10月22日は祝日となります、都内近郊の方はパレードが楽しみですねぇ。

即位の礼で天皇が着座する玉座「高御座(たかみくら)」Wikipediaより

即位の礼で天皇が着座する玉座「高御座(たかみくら)」Wikipediaより

また、11月には「大嘗祭」があります。

「大嘗祭(だいじょうさい、おほにえまつり)」とは天皇が即位して初めて行う「新嘗祭(にいなめさい)」で、国事行為ではなく「宮中祭祀」、大嘗祭として行うのは一世一度のことで大規模に行われます。

「大嘗宮の儀(だいじょうきゅうのぎ)」は11月14、15日。

「大嘗宮の儀」は、大嘗祭で天皇が神事を行なうために新設される古様の建物「大嘗殿(だいじょうでん、おおにえどの)」で儀式を行い、終わると直ちに撤去されるそうです。

秋篠宮さまが「出来るだけお金をかけないでやったほうが良いと思う」とおっしゃったのはこのことでしょう。

とても大切な宮中祭祀「新嘗祭」については、新嘗祭(にいなめさい) は勤労感謝の日、五穀の収穫を祝う祭典もお読みになってみて下さい。

もうひとつ、秋篠宮さまが皇位継承順位1位となる「皇嗣(こうし)」となりますが、「立皇嗣の礼(りっこうしのれい)」は来年、2020年4月19日になるのだそうです。

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天皇皇后両陛下は「上皇」「上皇后」となります

退位後、天皇陛下は「上皇(じょうこう)」、皇后陛下は「上皇后(じょうこうごう)」となります。

敬称は「陛下」。

「上皇陛下」「上皇后陛下」です。

英語表記も決まったそうです。

各地の被災地を見舞われた天皇皇后両陛下

各地の被災地を見舞われた天皇皇后両陛下

上皇は「His Majesty the Emperor Emeritus」、上皇后は「Her Majesty the Empress Emerita」

天皇、皇后という名称に「名誉退職の」といった意味を持つ「Emeritus」とその女性形「Emerita」を付ける、ということだそうです。

発音記号は  imérətəs、imérətə

カタカナで書くと イメラータス、イメラータ でしょうか。

なんかちょっとカワイイです。

現在の皇太子殿下(徳仁親王、浩宮さま)はもちろん「天皇陛下」。
新しい元号になって、「今上天皇」と言われるのですね~

雅子妃殿下は「皇后陛下」。

愛子さまは変わらず「敬宮殿下(としのみやでんか)」か「愛子内親王殿下(あいこないしんのうでんか)」です。

可憐で美しくなられました

秋篠宮さまは新天皇即位に伴い皇位継承順位が1位となり、「皇嗣(こうし)」となります。
次の天皇になる「皇嗣」ではありますが「皇子(おうじ、天皇の子)」ではないので「皇太子」にはなれません。

敬称は「殿下」。
「皇嗣殿下」です。

すると次の皇太子さまはどなたになるのでしょうか?

答えは 不在。

浩宮さまのお子様は愛子さまのみです。

皇室典範第一条には『皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する』とあるので、男子のお子様がいない場合は不在になるのです。

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皇統は万世一系、皇位継承順位はどうなるの?

浩宮さまが天皇に即位されると、「皇嗣(こうし)」となられる弟宮(おとみや)の秋篠宮殿下が次の天皇になります。

その次は、当然秋篠宮殿下のご子息の悠仁親王殿下(ひさひとしんのうでんか)です。
秋篠宮殿下が天皇に即位したら、悠仁親王殿下は「皇太子殿下」になりますね。

その次は・・・
今はいません。

悠仁さまに男子のお子様がお生まれになればすんなり続きますが・・・。

それで今「女性天皇」とか「女系天皇」議論がにぎやかなのですよね。

女性天皇はアリ(ただし一時的な繋ぎとして)ですが、永遠に一つの系統を守るには、「男系」でなければなりませんので「女系天皇」をアリとした時点で、「万世一系」は絶たれることになります。

でも、皇室は「万世一系(永遠にひとつの系統が続く)」を守ってきました。

必ず歴代天皇の血筋を引く誰かが「天皇」に即位してきました。

戦後GHQによって皇籍を離脱させられた旧皇族が皇族に戻れば、この危機を乗り越えることが出来ます。

それはしごく当然の、必然の対策だと私は思います。

そうでなければ誰でも「天皇」になれる可能性が出来てしまう、それだけは避けなければいけないと思います。

GHQも、マッカーサー最高司令官は皇室だけは(天皇制だけは)残したし、「男系維持」の説明を受けると納得したといいます。

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ご譲位によって平成の御代を終える天皇陛下の大御心。

もうすぐ御代替わり(みよがわり)です。
皇紀2679年にして65回目?の ご譲位 らしいです。

(「皇紀」は初代神武天皇が即位された時から始まる日本独自の暦、カレンダー。
建国記念日、建国記念の日、どちらが正しい?初代天皇即位から建国2679年 に書いています。)

原則として皇位継承は天皇の崩御(ほうぎょ)によってしか行われないので、今回のご譲位は「皇室典範特例法」を定めて、今回限りのこととしています。

譲位による御代替わりは憲法が制定されてから初めてのことです。

1889年(明治22年)に制定された大日本帝国憲法と旧皇室典範第10条は、天皇の崩御によって皇位の継承が行われることが明文化しています。
1947年(昭和22年)に施行された日本国憲法及と皇室典範も同様です。

2016年(平成28年)8月8日の天皇陛下の「おことば」でご譲位の希望を述べられたのは、それは決してもう辞めたいというお気持ちではなかったそうです。

超人的にこなしていらっしゃる ”ご公務” が、今まで通りに出来なくなるのは明らか、ハンパにするのならいっそ全部を譲りたい、というのがご本心だったそうです。

天皇家は初代から、国民を愛し、国民を大切にし、国民の幸せを祈るのが天皇であるとし、天皇とは権利ではなく義務であるとしてきました。

ご公務はすべて(というよりその暮らしがすべてと思えますが)「私」ではなく「公」であり、それを半端にしたくないという今上天皇の大御心を思えば、「生前退位」などという無礼な言葉は使えないと思うのですが、マスコミは生前退位、生前退位と平気でまき散らしているのが腹立たしいです。

「生前」って・・・

「生前」とは亡くなった方に使う言葉でしょう。

生きているどころか、まだきっちりご公務をこなしていらっしゃるじゃありませんか。

「退位」って・・・
ご譲位されることによって「天皇」を ”退位” なさるわけで、天皇陛下自らも皇族の方々も、どなたも「退位」という言葉は使っていません。

誰かがそう言っていたら本来の意味と使い方を解説するのが報道でしょう。

まぁマスコミのアホさは毎度のことで。

皇太子殿下も雅子妃殿下も、憲政史上初のご譲位の意味を深くご理解されて新しい御代を築いていかれることと思います。

10連休はホント歓迎しがたいけれど、日の丸を掲げて
「天皇陛下のご退位と皇太子殿下のご即位を国民こぞって寿(ことほ)ぐことができるよう」(By安倍晋三首相)過ごしたいと思います。

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