お盆のおがら(麻がら)と大麻・マリファナの関係

おがらは麻の皮を剥いだ茎を乾燥させたものです。
おがらは麻の皮を剥いだ茎を乾燥させたものです。

おがらは 苧殻 とも書き、あさがら(麻幹、麻がら) とも言います。
麻の茎の皮を剥いだ木質部(もくしつぶ)を乾燥させたものです。
中は空洞になっています。

日本で麻といえば大麻(たいま、おおあさ)を指します。
麻の繊維は太古の昔から日本人の生活に密着した植物であり、神道・仏教とも深い関わりがあります。

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おがらってなにに使うの?

大麻は、”神の依代”と言われるほど神聖な植物とされ、悪いものを祓い浄めるという意味もあります。

おがらは、燃やすことで悪霊を祓い、
周囲の空間を浄化するという意味が込められています。

それでその繊維をしめ縄にしたり、祓い具(おはらい)として神事に用いられるのですね。

お盆では、

  • おがらを迎え火、送り火の時に燃やします
  • お供え物のお箸として添えたり
  • 精霊馬の足にしたり

といった使い方をします。

お盆の時期になれば「お盆用おがら」として販売され、
ホームセンターや花屋、スーパーなどどこでも買うことが出来ます。

様々な場面で広く利用されるおがらはスゴイ!

私たちがおがらを直接目にするのはお盆の時期くらいなものですが、
おがらはお盆の用途だけではなく様々なものに広く利用されています。

松明(たいまつ)

お盆の迎え火、送り火はたいまつを焚くという地域もあります。
たいまつとは松のやにの多い部分や竹、アシを束ねて火を点け
灯りとするものですが、おがらを使うこともあります。
おがらでなければならない、というお祭りもあるとか。

茅葺屋根(かやぶきやね)の下葺に

このおがらの下葺が厚いほど丈夫な屋根と言われます。

麻炭粉

おがらを炭化させた粉末はその性質から食用、湿布、掃除用など驚くほど用途が広いのです。
また、着火が良いので打ち上げ花火の火薬にも使用、最高級花火は国産の麻炭粉でないとダメなのだそうです。

建材

おがらを粉砕し石灰を混ぜたヘンプクリートは長所満載の建材です。

プラスティック

ヘンププラスティックは軽くて丈夫、土に還る、抗菌作用、電磁波防止など良いことがたくさんあり、お箸、家具、装飾品など様々なものに活用されています。

そのままインテリア

市販のおがらは適度な長さにしてありますが、麻の茎はもともととても長ーいのです。
ナチュラルなインテリア、内装アイテムとして人気です。

おがらの原料大麻は、マリファナの大麻??

ちがいます。
(^^)安心して下さい。

大麻のお話をすると
ものすご~~~く長くなるので端折りますが
(また別の記事で書きますね)

”大麻”と ”マリファナの大麻” は品種が違います。

もともと日本の大麻は 麻薬のマリファナの大麻と違いますが、今はさらに品種改良され、ほとんど陶酔成分を含まないものです。

超簡単にもう少し説明をします。

日本で”マリファナ”として禁止されているのはその麻に含まれる陶酔成分ですが、大麻に含まれる陶酔成分が少ない品種もあります。

古来から日本で栽培されていた大麻は、この陶酔成分の極めて少ないもの
であり、また、日本には大麻を吸引する文化はなかったとされています。

ただ、麻の畑で作業していると麻酔いと呼ばれる精神作用があることは知られていたといいます。

大麻の持つ成分は医療の分野でも使われています。
薬としての大麻には、少なくとも3000年の歴史があり、医療大麻、医療マリファナとして大麻の成分を使用する療法があります。

さて、”麻(あさ)” は、
大麻(たいま、おおあさ)や亜麻(あま)、苧麻(ちょま)など、繊維が取れる麻の総称です。

日本で麻と言えば ほとんど大麻を指しますが、その用途は限りなく、日本人は麻とともに生きてきたと言っても過言ではありません。

麻袋、麻縄、麻布、麻糸。
栄養価の高い麻の実、麻の油は食料だけでなく燃料にもなります。

ところが1948年、アメリカのGHQが定めた大麻取締法によって日本人の生活になくてはならない大麻の栽培ができなくなり、以後様々な経緯はあるものの、今は栃木県の認定農家でわずかに栽培されているだけです。

嗜好品としてでさえ大麻を吸引する習慣のなかった日本人。
「麻」から生活必需品をたくさん製作していた日本人。

お隣の中国はイギリスの仕掛けたアヘン戦争でボロボロにされましたが、日本の麻はまったく別もの、日本の麻文化は世界に誇れるものだったはずです。
敗戦国日本は、大切な日本の文化・産業を強引に取り上げられたのだと思うと悲しいですね。

栃木の大麻はさらに品種改良され、ほとんど陶酔成分を含まないのです。

しかしこの”国産”の生産量は当然ながら少なく、製品原料としての麻も輸入ですし、お盆のおがらは多くが中国産ですが、これもまた陶酔成分をほとんど含まないものです。

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