お盆のお供えって何?基本をおさえて我が家流にアレンジでOK!

お盆のお供え
お盆のお供え

お盆の飾り、お供えのしかたは宗教・宗派、地域や家々によって様々です。
正解とか不正解はないけれど、「ウチではこうしている」という明確な(厳格な?)決まりがあったりします。

毎年お盆をなさっているお宅ではそのやり方に従うべきですし、新しく始める方はそれぞれの意味を知って「我が家のお盆」を作り上げてゆけば良いと思います。

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一般的にお供えするもの

盆棚(精霊棚)を作る際、お供えを吊るす縄を渡していれば
十六ささげ (さや付の豆)、そうめん、うどん、盆花、ひょうたんなどを吊るします。
お供えを吊るす縄がなければ盆棚に飾ります。

・十六ささげ

こんなもの↓

さやの中に豆が16個あることから名づけられたそうですが、長ささげ、十八ささげ、十八豆、三尺ささげ、ふろう豆、ほろ豆などたくさんの呼び名があり、昔から和え物や天ぷらなどにして食べられています。

ご先祖様がお土産を持ち帰るときの丈夫な綱として、また、「きささげ」の代用という説もあります。

「きささげ」は天に届くほど高く伸び、天国からお帰りになる霊の依代と言われるそうです。

十六ささげはきささげの実にとてもよく似ているのです。

・うどん、そうめん

幸福、喜び、繁栄を細く長く、という意味、ご先祖様がお帰りになるときの手綱、お土産を包むための紐などの意味があります。

・盆花

お盆に飾るお花は主に山野の植物です(みそはぎ、ききょう、ほおずきなど)。

ご先祖様の霊は日頃は山野にいらして私たちを見守って下さっているとされています。

盆棚のお供え

盆棚は、特に「盆棚」でなくても小さなテーブルなど代わりの物でも良いのです。

盆棚の用意がなければお仏壇に置ける範囲でお供えします。

仏壇と別に盆棚があるなら、まずはお位牌と三具足を移動します。

◆三具足:香炉、燭台、花立をひとつずつ。
香炉、燭台が1対(2つずつ)なら五具足になります。

盆菓子

盆菓子(落雁)

かご盛り

かご盛り

盆菓子や野菜、果物はスーパーなどでお盆のお供え用に小ぶりのカゴに盛られたものがたくさん出ます。

その他にご家族のお食事の時のデザートをお供えしたりします。

お仏膳は「精進料理」

お仏膳は精進料理

お仏膳は精進料理

仏膳は精進料理が基本です。
ご飯、汁物、漬物、和え物、煮物などです。
写真は一汁三菜の仏膳です。

お箸が手前に写っていますが、
お供えする時は仏様のほうが「手前」ですので逆向きになります。

親碗 ご飯
汁椀 お味噌汁、お吸い物
腰高 漬物
平椀 煮物
壷椀 和え物

となります。

食器は専用のお仏膳のセットがあればそれを使います。
なければ、食器棚にある中で出来るだけ良いモノを使うと良いそうです。

二汁五菜、三汁七菜など豪華なセットもありますが作るのも大変ですしかなり広いスペースが必要です。

手間やスペースなど、出来る範囲ですれば良いのですが、初盆など特別な法要には頑張って揃えてみるのも良いかもしれません。

精進料理は動物性の物を使いません。

本来はかつお出汁もNGです。
汁物、煮物は干し椎茸や昆布で出汁を取ります。

我が家は干し椎茸で出汁を取ります(干し椎茸を水に浸けて戻した汁)。

そうは言ってもなかなか難しいですね。
生活のリズムや家族の食事などもあり、そんなにあれこれできません。

あまり厳密に考えず、
故人のお好きだったものを中心にするなどで良いのです。

ご家族のお食事と一緒に作るのももちろんOKです。
その場合はお肉やお魚もあるでしょうし、お出汁もかつお節で、となりますよね。
それで良いのです。

そんな時はお仏膳でなくほかの器に盛る、仏壇、盆棚以外の台に置く、など方法がありますが、我が家にはそんなにスペースがありませんので一緒に置いてしまいます!

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お供えは暮らしに合わせて上げたり下げたりでOKです

「盆飾り」として盆棚にしつらえたものはお盆が終わるまで飾っておきます。

季節の野菜や果実など丸のままお供えしたものも基本的には終わるまでそのままお供えしておきます。

その都度差し上げるような食べものは、すぐに食べられるように器のフタを取る、果物は皮をむいてひと口大にカットする、お菓子は箱のままでなく個包装の状態にしたり中身を出すなど、普通のお客様をおもてなしするのと同じようにするのが本来です。

しかし現代では、それぞれの住宅事情や、昔には信じられない猛暑、お盆休みに旅行などさまざまな環境の違いがありますし、傷みの早いものもあります。

なかなか基本通りには出来ないことが多いと思います。

出来る範囲で良いのです。

また、お供えは「一緒にいただく」こともご供養です。

お盆のお供物としていただいたものなどは特に無駄にすることのないよう、時間、時期を見計らって下げ、ご家族で召し上がる、お客様にお出しするなどして良いのです。

お膳も、お食事の時にまず先にお仏膳をあげ、みながひとしきりお参りして、「いただきます」の時には下げるなど、お供えのいただき方はご家族と相談して現実に即したやり方にどんどんアレンジしてゆくのが良いと思います。

ご先祖様に喜んでいただきたいという気持ちがあれば、ご先祖様たちもきっと喜んでくださると思います。

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