家系が途絶えるとご先祖様はどうなるのか?お墓のリメイク体験談

先祖代々の墓
先祖代々の墓

自分の代で家系が途絶えてしまうけどお墓はどうしたら良いのか、
ご先祖様はどうなるのか、どう思うのだろうか、
といったお悩みが増えていると聞きます。

我が家も一応「本家」なのですが、私たち夫婦には子供がなく、
家系が途絶えることになりますので、この度、
お墓を「先祖代々の墓」とし、義妹一家に後を託しました。

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家系が途絶えることをどう考えるか

「家系が途絶える」とは、「跡継ぎがいない」ということだと思いますが、
具体的にどういうことなのでしょうか。

日本では結婚するとどちらかの姓を名乗ることと決められています。

家の跡を継ぐには、

・姓を継いだ子供が結婚し、その子供が結婚する時にその姓を名乗る

・養子縁組をして後継者となる

という2つの方法が通常だと思います。

ここで注意したいのは、「姓」を残したいのか
「姓」だけでなく「財産や責任」も継ぎたい(継いでほしい)のか、ということです。

例えば サザエさんが一人っ子だったら・・・

もしも、カツオやワカメちゃんがいなくて、サザエさんが一人っ子だったら
イソノ家の家名は サザエさんのご両親、ナミヘイさんとフネさんで終わり
ですが、イソノ家の財産や責任はサザエさんが相続できます。

「イソノ」姓も継いでほしい場合、
サザエさんは夫マスオさんのフグタ姓を名乗っているのでこれを「イソノ」
に変えなければなりません。

一番簡単な方法は
マスオさんとサザエさんが一旦離婚して、再婚することです。
この時に「イソノ」姓を名乗ればOK、
同じ相手との再婚は女性の6か月の待機期間もなく、スグできます。

ただし、
これで「イソノ」姓はめでたく継いでもらうことができますが、
「イソノナミヘイさんのイソノ家」の相続人はサザエさんです。

マスオさんに姓も財産も相続してもらいたい時は
イソノナミヘイさんとマスオさんが養子縁組をして親子関係を築く
必要があります。

そうした時、ナミヘイさんの相続人はマスオさんとサザエさんの2人
になります。
カツオやワカメちゃんがいたら、相続人は4人です。
けっこうやっかいなことになるかもです。

由緒正しいお家柄とか、財産がたくさんあるお家は大変ですね~。

我が家のお墓問題は意外な解決をしました

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さてさて、私の場合、実家も婚家も
代々続くナントカとか、財産とか、そんなモノはありません。

というか、「跡目を継ぐ」とか「家督を継ぐ」ほどの騒ぎになるものは
まったくナイ! です。
気楽なもんです。

まぁ、実家も婚家も
大した家じゃないのに平成のこの世まで続いて来たのですから大したもんだし
名前くらいは続くところまで続いてほしかった、と思わないでもないですが

実家は、私と妹の二人姉妹で嫁に行ったら終わりと、
とっくにあきらめております。

婚家も、私たちに子供はいないし、養子縁組もしませんので
私たちで終ります。

夫の両親もすでに他界して、
気にする人もいないし終りなら終りでいいんじゃない?くらいでした。

ただ、財産なんて心配するほどないけれど
さすがに年々トシを感じ、寿命まで生きるとは限らないと思うようになり
お墓はお寺さんに永代供養をお願いしようか、と、夫と話していました。

ところが昨年、夫の妹の旦那さんが急死してしまいまして。

その旦那さん、実家のある郷里はとても遠いし兄や姉が数人いるので
自分たち一家は家の近くに墓を建てるつもりでいたようです。
そうは言っても まだまだ先のこと、予定もしていなかったのです。

で、にわかに「お墓」問題が発生し。

夫の提案で、

ウチのお墓を「○○家之墓」→「先祖代々の墓」に書き換え、
夫の妹一家がそこに入る、檀家も引き継いでもらう。

ということになりました。

夫の妹にしてみれば実家のお墓ですから、
おじいちゃんもおばあちゃんも両親もそこに居ますし
兄も入る、夫も入る、そして自分も入る、
ひょっとして子供たちも結婚しなければ入るかも。

亡くなった旦那さんも妻の両親とは仲が良かったし
別にお墓を建てて長年一人寂しくそこに居るより良いだろうと。

そしてウチも、家系は途絶えるけれどお墓を守ってくれる人が出来た。
お墓を継いで守ってくれるのが妹一家なら願ったり叶ったりです。

お寺の和尚さんも顔なじみの一家が檀家を継いでくれるなら
仏さんにとっても良いのはもちろん、
お寺も檀家を失くさずに済むわけで。

ついでに先にお墓に入っているご先祖様もこれなら大喜びだろうと。

四方八方うまくまとまってめでたしめでたし。

ということで、
ウチとは姓の違う妹一家が入るので
「先祖代々の墓」にリメイクすることになったのです。

冒頭の写真は、まさに彫りなおしてリメイクした墓石ですが、
石屋さんが彫りなおして磨いてくれたらピッカピカになりました。

黒御影の良い石ですねぇ! と言って下さった時は
へぇ?そうなの? と思いましたが
見栄えが悪かったのはお手入れが悪かったのね。

家系が途絶えるとなにが問題なの?

核家族化が進み、ひたすら少子高齢化社会に突き進む昨今、
家系が途絶えてしまうとの悩みはますます増えることでしょう。

その悩みは具体的にどんなことなのでしょうか。

  • 血縁が途絶えることそのもの
  • 守る人がいなくなるお墓のこと

残念なことですよね・・・。

でも、考えてもみて下さい。

お墓がどうのとか、血縁がいなくなるとかって、すべて
私たちが生きているこの世のこと ですよね。

死んだらすべて無になるとか、どっちでもいいことだとは思いませんが
でも、どうしようもないことは仕方ないじゃないですか。

  • 一人娘がお嫁に行ったら家系が途絶える
  • 子供を産まなかったら家系が途絶える
  • 結婚する気はない
  • 男だけどムコにいくことになった

なんたって産んでも1人か2人しか子供を産まない今の時代、
ほとんどの家がそうした問題に直面するわけですよね。

それ、あなたの親のせいじゃないし、ましてやあなたのせいでもなく、
ただ事実がそういうことだというだけのことですよね。

そもそも、「家系が途絶える」ことなんて
歴史上イヤというほど繰り返して現代に至るわけです。

戦国時代、お家お取り潰しで断絶させられ、
住処を変え、名前を変えて生きてきた人たちだってたくさん居て、

その反対に跡継ぎのいない家の名跡を継ぐために改名した武士だって居て、

今の自分の名字だって、ご先祖様がそうして改名した姓かも知れません。

後世にまで名を残したいのなら文書にしてどこかに託すとか、
財産・事業・活動を引き継ぎたいのならそれ相応の手続きをする、
ということで良いのではないでしょうか。

お墓は、遠いことが問題なら引っ越すことができます。
諸手続きや諸費用がかかりますが。

お墓そのものが必要なのか、とか、
分骨や散骨はいけない、という人もいますが、これも考え方、
人それぞれです。

家系が途絶えるとご先祖様が悲しむの?

自分の代で家系を、家名を途絶えさせるなんてご先祖様に申し訳ない

という人がいます。
(もちろんその気持ちはありますし、良くわかります)

でもそんなに責任を感じなくて良いし、ご先祖様は悲しんでなんていないと思います。

なぜかって、上に書いたように
太古の昔から今まで、そんなことは山ほどあって「今」に至るということ、

第一、ご先祖をたどれば世界中の人々の「母」はたった35人です。
(と、いわれています)
人類皆兄弟です。
大きな木の枝の1本が折れても、他の枝が伸びています。
「親族」は、どこかでちゃんとつながっていきます、これからも。

気になるなら、自分があの世へ行った時にご先祖様がたに会って
丁寧に申し開きをすれば良いと、私は思っています。

それに、
ご先祖様はあの世にいらして、または野や山に、あるいはすぐ近くで
私たちが幸せに暮らすことを願って見守って下さっています。

現世に自分達があるのはご先祖様のおかげですので
ご先祖様を大切に思う心はとても喜んで下さるけれど

だからといって現世の物質的なことにこだわったり、
墓だ相続だと生きている人の生活を変えたり乱したりすることを
望んではいないと思います。

家系や家名、財産、責任、ご先祖様。

もちろん大切。 粗末にしてはいけないけれど。

現世で生きる者が皆、
幸せに生きられるように出来る範囲で出来ることを思いやりを持ってする、
それが一番なのではないかと思うのです。

夫も私も死んだ後のことは
後を任せた人たちの、時代と暮らしにあったやり方で
彼らの良いと思うようにしてくれたら良いね、と、話しています。

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