お正月なんて大嫌い!な主婦・嫁が多いことを男たちは知っているのか?

今は作らないおせち料理
今は作らないおせち料理

結婚して年末やお正月が大嫌いなった人、多いですよね。
昔のように女は家にいる時代と違って、多くの人は働いているし
働いていなければ子育て中だったりします。

便利な世の中だけど核家族だし、親族との関係性も昔とは違います。
現代のほうが主婦や嫁にかかる実質的・精神的負担は増えてない?
私も結婚してお正月が嫌いになったこと、夫は知らないだろうなぁ。

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紅白なんて観られません

もう遠い昔の話ですが。
今はこんなことしませんが。

今でも毎年 年末になると思い出す、新米嫁の年末年始奮闘記です。

26歳で家業あり姑との同居ありの家に文字通り永久就職した私。

超忙しい12月も押し詰まり、姑も夫もヘトヘトです。
特に新参者の嫁である私はもっとヘトヘトです。

私が一番若いけど、私が一番疲れてる!
声を大にして叫びたいけどそんなこと出来ない。

そんなことを言っている間もなく恐怖の年末・お正月です。

12月28日、家業の仕事納めが終わると
29、30日は大掃除に山ほどの買い出し。

頼んでおいたお餅が来たらお供えして、のし餅は切らなきゃ。
おせち料理は30日から取りかからないと間に合わない!

結婚してから十数年、大晦日の紅白は観られませんでした。

除夜の鐘が鳴る頃に、ようやくおせち料理がひととおり出来て
それから台所の大掃除。

ふきんやスポンジも新しくして
家中のタオルや歯ブラシも新しくして、それからお風呂。

寝るのは2時とか3時になっちゃいます。

「ゆく年くる年」も終わっちゃってるし!!
もうとっくに年が明けてるじゃん!!

数時間寝たら、もうお正月をやらなきゃです(号泣)。

嫁にはお正月だって戦いだ〜

お正月の朝は少しだけ朝寝坊します。

といっても7時には行動開始です。
7時に行動開始ということは、7時までに身支度を整えておくということです。

顔を洗い、お化粧と着替えを済ます、ということは6時に起きるということです。

どこが朝寝坊なの〜! お寺の修行じゃあるまいし。

結局私は普段と30分ほどしか変わりません。

姑と夫も1時間ほど違うだけですが、この30分の差は大きい!
しかも私は寝ていない!

お正月の朝は、まず神様と仏様のお雑煮を作ります。

普段はご飯を供えますが、お正月三が日はお餅をお雑煮に仕立てて上げるのです。

神様にはお榊(お正月は松が添えてあります)、お神酒、お塩、お水、お雑煮を整え、
仏様にはお酒とお水とお茶とお雑煮を供えます。

全ての神棚(うちには神棚4箇所とお稲荷さんがあったので5箇所!)
とお仏壇にお参りを済ませて、ようやく朝ごはんの支度です。

元旦の朝ごはんは、決まって温かい天ぷらそば、素早く済ませます。
(大晦日の年越しそばを、元旦の分まで用意しておきます。)

まだおせちは出せません。

このあと、お祀りしている神様の神社に初詣に行き、
帰宅して親族が集まって、”お正月”をする時に出すのです。
(ウチは本家です)

初詣から帰宅すると休む間もなくお膳の支度です。

おせちのお重は昨夜のうちに詰めて用意は出来ています。

数の子はお重とは別。
塩抜きの済んだ数の子はやはり昨夜のうちにのスジを取って
準備は出来ていますので器に盛ります。

子供たちがたくさん来るのでおせちの他にその時々で鳥のから揚げとか、
お歳暮でいただいたハムを切ったりサラダを作ったり
当日になってやることもこまごまとあります。

お仏壇にもひと通りのお料理を供えます。
その間に夫は頼んでおいたお刺身を引き取りに行ったり。

そうしているうちに夫の兄弟、従兄弟一家や叔父叔母が到着、
一気ににぎやかになります。

皆、荷物を置くとまずは代わる代わるに大神様(一番大きな神棚)と
お仏壇にお参りします。

義姉や義妹、従兄弟のお嫁さんが「手伝うわ」とは言っても
もうあらかた終わっているし。
(こういう時ゼッタイ手伝わない人もいます)

まあせいぜいお皿やグラスを運んだり並べたりしていただいて。

姑も孫の世話をやいたりこまごまと動いています。

「お久しぶり」

「おばちゃん!元気だった?」

「あけましておめでとうございます」

「昨年は色々とお世話になって…」

「これ、お年賀ね」

「あら、ありがとう」

「これ、うちから」

「おかあさん、足が痛いと言っていたけど、どうですか?」

女同士は手と体と一緒に口も忙しく動いてとりあえずの挨拶を交わします。

男と子供はしっかり席を確保してスタンバイOK。

さあ、「お正月」のスタートです。 (やれやれ。ここで私はすでに息切れ)

ひとしきり飲み、食べ、おしゃべりをしたあとは
子供たちが待ちに待ったお年玉タイム。

ここまで大人に付き合っておとなしくガマンしていたのもこのためですものね。

うちには子供がいないので差し上げるばかりでもらうのはナシです。
子供が出来たら回収するぞ、なんて思ったものですが、結局出来なかったので
永遠にお年玉は”差し上げるもの”です。

おなかもいっぱいになり、お年玉交換会も終わると
大人たちは全員お正月の任務終了!といった雰囲気になり

席を移動したりあちらとこちらで違うおしゃべりが始まったりしますので
一度お膳を片付けて、今度はお菓子や果物、お茶などを用意します。

そのうちに姑と男どもでトランプだの花札だのが始まります。

女は時々それに混ざったりするけれど基本はおしゃべり。
大きな子は大人と一緒に遊ぶけど小さい子はマンガに夢中。

それぞれが気ままにしているようでもひとつの部屋にみんな居て、
これがお正月の一番重要なことなんでしょうね。

こんな何でもないことが、普段は出来ないのですから。

皆と一緒に遊んだりおしゃべりをする姑の笑顔は本当にうれしそうで
それはそれでほっとしたものでした。

でも私は、みんな早く帰らないかなぁ! とばかり思っています。

それでなくても婚家がまだ我が家とはどうしても思えない新米嫁は
もう本当にクタクタでした。

明日は夫とともに私の実家の親族の新年会です。
今日の倍以上の人数が集まり、またにぎやかなことでしょう。

でも、今度は”我が家”です。
気遣いなく居られる場所に早く行きたい私でした。

とにかく早く解散して〜〜

小姑たちの話に適当に相槌を打ちながら思う私でした。

やっと解散!片付けなんていいからみんな早く帰って〜

すっかり日が暮れて、夜のとばりが下りる頃、

さて、そろそろ… と 誰かがおいとまの口火を切ると

ああ、そうね、もうそんな時間ね・・・お開きムードが一気に高まります。

待ってました!!  と 心の中で私。

空いた湯飲みを持ち、テーブルを拭き、とりあえず片付けてから…のポーズの小姑たち。

いいのいいの、後片付けはまだいろいろあるんだから、私には。

もう早く帰ってほしくて

「そんなことは私がしますから、もうもう、ほんとに、いえいえ、大丈夫ですから、はい」。

(ひきつった)笑顔で追い立てます(笑)。

もうひと踏ん張り、後片付けをしてお風呂に入って、
やっとふたりきりになって(まだ新婚ですから)。
でももう疲れ果ててます。

明日二日は実家へ。
三日は婚家の菩提寺にお参りに行きます。
これで三が日が終わり、四日には夫は年始回りを始め、仕事が始まります。

年末って、お正月って、何?

いつもと同じ明日がやってくるだけなのに!

なぜこんなにタイヘンなの~!!!

嫁や主婦にとってお正月なんてちっともめでたくもない、
ただ忙しくてただ疲れるだけの過酷な行事でしかないことを
身を持って知る新米嫁なのでした。

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