お正月に掃除や洗濯をしちゃいけないって、知ってました?

お正月に洗濯する?
お正月に洗濯する?

お正月に掃除や洗濯なんてするもんじゃないと姑に叱られて
ものすごくびっくりしたのは30年も前のことですが。
この家、ヘンな家だと思った私が無知なだけでした。

お正月にしてはいけないこと。
掃除、布団干し、水仕事、洗濯、入浴、火を使う、お金を使う。
しちゃいけないとなるとしたくなることばかりですねぇ。

スポンサーリンク

こんなにあります、お正月のタブー

  • お裁縫をしない
  • 喧嘩をしない
  • 寺や墓に行かない
  • 殺生をしない(釣りや猟もダメ)
  • 刃物を使わない
  • 筆記用具を使わない
  • 働いてはいけない(!)

地方によってはもっとあるかもしれません。

いや〜〜
これを全部守ろうとしたら大変です!

家の中でじっとしてなきゃいけないような・・・。

って、これ、現代の生活にあてはめて考えるとものすごく
大変になってしまうけど、昔の暮らしを思えばなるほど、と
思うことばかりなんですね。

まずはこの「禁止事項」の意味をおさらい。
お正月は1年の始まり、すべてはこの1年の幸せを願ってのことなんです。

■掃除や布団干し、洗濯、お風呂は、福の神を追い出してしまうから

お正月は、家に年神様をお迎えします。
門松を立て、鏡餅をお供えし、丁寧にお祀りすることで1年の福を
いただくのです。

掃除や洗濯、水仕事、お風呂に入るなどは、
福の神を掃き出してしまう、洗い流してしまうから、ということです。

布団干しも同じで、福の神を叩き出してしまうからです。

日本には「水に流す」という言葉がありますが、
水は、良いことも悪いことも洗い流してしまうのですね。

■火を使わないのは台所の神様と火の用心のため

スポンサーリンク

お正月三ヶ日はお雑煮を作る以外は火を使わないように、
とする所が多いようです。

これはお正月くらいは台所の神様にお休みいただくためとか
年神様をお迎えしている間は台所を騒がせてはいけないなどと
言い伝えられているようです。

また、昔は火事が多かったこともあるようですね。
木造の家はひとたび火が出れば自分の家だけでは済みません。
「火事は七代祟る」といわれるほどに火を出せば重罪でした。

■お正月に使うお金はお賽銭だけ

お金を使わないとは、大金を使わない、浪費をしないことです。

お正月にお金を使うと、浪費する1年になるよ、ということ。
まさに1年の計は元旦にあり、なにかちょっと納得しちゃいました。

でもそうすると 初売りとか福袋とか、買いに行かれなくなっちゃう?

■喧嘩をしない

お正月から喧嘩や争いごとをすると悪い運気を呼びこむのだそうで、
その1年が争いごとの耐えない年になってしまうから、ということ。

そりゃあ新年早々喧嘩なんてしたくないし、
穏やかな笑顔でいられたらそれに越したことはないけれど、
お正月ってなにかともめ事のネタが豊富な時ではありますよね・・・

■殺生や刃物を使うなど、縁起の悪いことはしない

お盆に釣りや殺生をしてないけないとも言いますね。
生き物を殺してはならないということですが、
もともとはお盆もお正月もご先祖様をお迎えしお祀りする御魂祭、
同じ意味でお正月も殺生してはいけないと言われるのでしょう。

刃物は「縁を切る」ことに繋がる縁起の悪いことです。

■裁縫をしない、筆記用具を使わない、働いてはいけない

これらはおそらく「事納め」「事始め」の観点や、
また、「物忌(ものいみ)」の意味など、色々な根拠がありそうです。

つまり、作業などをせずにゆっくり休む、毎日使う道具を休ませる
などの目的があり、

すなわち、忙しい主婦(女性という意味で)が正月に休めるように
という意味があるのですね。

年末の大掃除もおせち料理もそのためでもあるのですから。

■お寺やお墓に行かない

これはお正月を「神事」ととらえるとそうなるのかもしれません。
「穢れ」のあるところに行かないということでしょうか。
でもこれ、ここにも書いていますが、
お正月だからこそお寺やお墓参りに行く、ということもあるのです。

その家々の考え方で良いと思います。

お正月のタブー、そうはいってもムリなものはムリ!

ですよね、はい。

お正月のタブーをすべて守ってゆっくりと穏やかなお正月を過ごせるなら
それで良いし、それは最高の幸せというものです。

でも、今の時代、もちろん年齢にもよりますが
他になにもせず主婦だけに専念している人はかなり少ないでしょうし
何かしらの役割や、仕事を持つ女性が圧倒的に多いと思います。

正直なところ、そんなに昔ながらの理想的な(?)お正月を、
しかも心穏やかに過ごすなんて、相当ムリ!! です。

  • そもそも年末年始は仕事だし。
  • 自分の体を休ませるので精一杯。
  • 婚家と実家の義理を果たすので精一杯。
  • すべての煩わしさを避けるために旅行に行く。
  • 介護に盆も正月もないし。

こんな人ばかりじゃないのでしょうか。

お正月を、お正月のためだけに、お正月らしく過ごせる人って
どれくらいいらっしゃるのでしょうね・・・。

ってことで、ムリなものはムリ、
言い伝えられていることに意見も文句もないけれど、そうはいかない
ってことは、まぁ、仕方ないことです。

ただ、本来は、というか、もともとはそんな習わしやいわれがあった
ということは知っていて良いと思います。

もしかしたら、お隣はご自宅で静かにゆっくりと、お正月を満喫して
いらっしゃるかもしれません。

三が日くらいは
堂々と窓を開け放してブンブン掃除機をかける なんてことはせずに
控えめに、静かにしましょうよ。

お布団もお洗濯も干しても良いけど控えめに、パンパン叩かずに。

でも!
だいたい、どう転んだって結局「主婦」(女性に限らず)や
嫁の立場にいる者がお正月も休まず働くことになるんです。

してはいけない、というのならお言葉に甘えて楽にいきましょう。
できる範囲でね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする