日本の国歌「君が代」の意味は時代とともに変化していいんじゃない?

君が代斉唱
君が代斉唱

「君が代」は日本の「国歌」です。 誰でもよく知っている歌です。
歌詞の意味はとあらためて聞かれるとよくわからない難しい歌詞ですが
わからないながらも小学校から高校・大学まで、学生時代に何度も歌いましたね。

社会に出ると「君が代」は歌う曲でなく、聴く・観る曲になります。
「君が代」が歌われる時はほとんど「日の丸」が掲揚されています。
少なからず、自分は「日本人」だと自覚する瞬間ではないでしょうか?

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君が代の歌詞と意味、ご存知ですか?

【歌詞】
君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
巌(いわお)となりて
苔のむすまで

【意味】
あなたの世が
永遠に続きますように
小さな石が
やがて大きな岩となって
苔が覆い尽くすようになるほどに
長く長く続きますように

「正式な国歌」になったのは最近だけど、ずっと前から国歌だった「君が代」

「君が代」は
1999年(平成11年)に正式に日本の「国歌」として法制化されました。

つい最近のことなんですよね。

「君が代」も日の丸の旗も、ずっと昔から日本の国歌、国旗だと思っていた人は多いと思います。
でも法律で「これが日本の国歌、国旗ですよ」とされたのは平成に入ってから。

なぜ?

そのわけを知るには 少しばかり「君が代」の歴史を辿らなければなりません。

君が代の歴史

「君が代」は10世紀初め、平安時代に出来た「古今和歌集」の短歌のひとつが元になっています。
メロディに乗せて歌う「歌」でなく、「和歌」ー大和言葉の歌(詩)ー でした。
それも「賀歌(がか)」長寿・繁栄を祝う歌 です。

「古今和歌集」では『君が代』は『我が君』となっていました。

鎌倉時代には単なる「賀歌」としてだけでなく、「とにかくおめでたい時の歌」になり、
それが「宴会最後のシメの歌」「お開きの歌」「舞い納めの歌」として様々な芸能、式典などに
使われるようになりました。

こうして一般国民にも広く「日本の歌」として浸透したのですね。

明治維新で開国となり、いよいよ諸外国との交流が盛んになると外交儀礼として「国歌」が
必要になり、ここに「君が代」が採用され、「曲」がつけられました。

以来、「君が代」は事実上の「国歌」として国家平安を歌うものとなります。

終戦後、GHQ日本を占領すると、日の丸の掲揚と君が代の斉唱を禁止しましたが
ごく限られた場合にのみこれを許しました。

天皇は「人間宣言」をし、「神」ではない、人間なんだ、として
天皇家は、万世一系の「国家元首」ではなく「象徴」となりました。

なぜアメリカは日の丸の掲揚と君が代の斉唱を禁止しながら一部を許し、
天皇に「人間宣言」をさせながら天皇制を廃止しなかったのか。

アメリカは、日本を無力化したかった。
「国体」という、天皇が統治する日本を完全なる支配下に置くために。
でも、「天皇制」は戦争とは無関係なことは明白だったし、日本国のありようとして
天皇制を破壊することは逆効果、むしろ利用できると判断したのでしょう。

しかしこれが「君が代」の「君」は誰なのか、何なのか、という議論を加熱させた
のではないでしょうか。

今に至っても「君が代」紛争は絶えないのです。

君が代の解釈

未来永劫の平和と幸せを願う、ということに異論はないようです。

問題は「君が代」の「君」。

元となった「古今和歌集」の『我が君』をどう解釈するのか。

「君」という言葉には、文字通り「あなた」という意味の他に「君主」「主君」という
意味もあります。

時代によっては、それは朝廷であり天皇であったかもしれません。
でも、詠み人にとって「我が君」は、ひたすら「愛するあなた」であったかもしれません。

それが戦争によって、アメリカによって「君主」=天皇=天皇制 を強力にひも付けられ、
「君」は日本を統治する天皇であり「君が代」は「国体」を賛えたものとの解釈を生み、
果てには「軍国主義」「全体主義」につながるとの主張まで展開されるようになりました。

以降、「君が代」の「君」は天皇を指すものとして長い長い物議をかもすことになります。

が!

「君が代」が生まれた平安時代からずっと、大日本帝国憲法下でも、第二次大戦中であっても、
「君が代」が軍歌であったことはなく、もっぱら「国家平安の歌」であったはずです。

時代時代によって歌詞から連想するものが違い、解釈が違うのは自然なこと、

今の時代になって「君が代」を聴いたり歌ったりしたからと言って誰が「天皇の統治」や
「戦争」や「軍国主義」を連想するのでしょうか?

「君が代」を、無理やり軍国主義に結びつけるほうがムリじゃないですか?

「君が代」のシンプルな、それでいて奥深い歌詞を、今の日本、これからの日本の
幸せと繁栄を願う歌(詩)だと解釈するのが間違いだと言うのでしょうか?

戦争を知らない私は、「君が代」から戦争や軍国主義を連想したりしないし、
「君が代」を本当に素晴らしい歌(詩)だと感じるのですが。

あんな人やこんな人まで、みんなが歌う「君が代」

そんなわけで
「日章旗」(日の丸)や「君が代」を国旗、国歌とすることを法律で定めることにも
反発があり時間がかかったわけですが、紆余曲折を経て1999年、法制化されました。

でも、それ以前もそれ以後も、実に様々な人々が「君が代」を歌っています。

それは、とりもなおさず皆が日本を愛し、日本の「君が代」という歌を良いと思い、歌いたいと
思ったからではないでしょうか。

テノール歌手の秋川雅史、倉木麻衣、玉置浩二、絢香、サザンオールスターズ、
デーモン閣下、さだまさし、竹内力、GACKT、桐谷健太・・・

ワタシ的にはやはりソプラノ歌手・野々村彩乃さんが高校生の時に甲子園で独唱した
「君が代」が好きです。
野々村さんは「君が代の素晴らしさを蘇らせた人物」と注目され、海外からも賞賛されました。

動画はこちら。
野々村さんのブログはこちら。

原曲に忠実に歌う「君が代」も良いし、
大胆なアレンジをした「君が代」も素敵です。
その時代時代で詩の解釈が変化しても、そうして長く歌い継がれて「国歌」は
ますます皆に愛される「国歌」になると思います。

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