2月11日建国記念日は日本の国が始まった日じゃないの?

神武天皇御陵
神武天皇御陵

世界の多くの国では「建国記念日」や「独立記念日」を盛大にお祝いするけれど
我が日本の建国記念日・2月11日って、「建国を祝う日」にしては地味だと思いません?
日本という国が始まったおめでたい日ならせめてもう少し賑やかでも良さそうなもの。

そもそも、「日本が出来た日」ということなら、それっていつなの?って話ですよ。
どこかの植民地だったのが独立したというわけでもなく、四方を海に囲まれた日本は初めから日本。
「人類」は大陸から来たのだけれど、でも日本列島はずっと日本だし外国に取られたこともないし・・・。

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「建国」の定義は 日本の「正史」が根拠。

何を根拠に 「建国」とするか、は、国によって様々です。
植民地支配から脱して独立した日、首都を奪還した日、国の新たな指針が決まった日、スローガンを宣言した日。などなど。

アメリカ合衆国は 7月4日 が「独立記念日」(Independence Day.)
1776年大陸会議でアメリカ独立宣言に署名がされた日。

イギリスは4つの国の連合王国で、いわゆる「建国記念日」はありません。

日本は2月11日。
建国記念日ですが、祝日の正式名称は「建国記念の日」といいます。
日本が建国されたことを記念する日、なのでしょうか?

私はずっと、「日本という国が出来た日」 と思っていましたが。

「日本が出来た日」の根拠をご存じですか?

日本では「建国の日」を、日本の「正史」である「古事記」「日本書紀」に基づいて「初代天皇」が即位した日を「建国の日」とする。

ということで、明治6年(1873年)に「紀元節」を制定し、翌年から建国を祝うことにしました。

この「紀元節」は、初代天皇とされる神武天皇の即位日が日本書紀に紀元前660年1月1日(旧暦)とあり、それを新暦に直して2月11日です。

神武天皇が初代の天皇だというのは日本最古の歴史書である「古事記」に書いてあります。
「日本書紀」にも書いてあります。

神話ですが、日本国はこれを日本の「正式な歴史書」としているのです。

「古事記」「日本書紀」は国家が編纂した文献として厳然と存在し、確かに日本最古のものです。
そして歴代の天皇は、神武天皇から数えて○代目、としているのです。

ですから、
初代とされる神武天皇の即位日2月11日=日本の建国の日=紀元節 としたのです。

建国記念日と建国記念の日、正しいのはどっち? 2019年、日本は2679歳。にも書きましたのでお読みになってみて下さい。

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GHQによる「紀元節」の廃止、国民の強い希望で復活した「建国記念日」

2月11日を「紀元節」として建国を祝う日としたのですが、
第二次大戦で敗戦国となりGHQの統治下に置かれると、紀元節は廃止させられてしまいました。

その後本土の占領が終わった昭和27年(1952年)、「紀元節復活運動」が盛り上がります。

日本国民は多くの人が復活を希望し、「建国記念日」制定は何度も国会に提出されますが
当時の野党第一党であった日本社会党や左翼政党などの反対により廃案となります。

最初に国会に提出されてから実に9回も提出と廃案を繰り返し、約10年の歳月が過ぎました。

昭和41年(1966年)、ようやく「建国記念の日」を定める「国民の祝日に関する法律」の改正が成立しました。

「建国記念日」でなく、「建国記念日」です。 ←ココ大事です。

なぜ「建国記念日」なのか。
「神話は神話であり、事実かどうかわからん、というのが当時の社会党の意見でした。

神話であっても国家が編纂した「正式な歴史書」であり、これを「真実とみなす」としているので、「事実かどうか」は無意味な議論なのですが、ともかく、じゃあ「の」を入れていいよ、ということで決着しました。

これで「建国記念の日」は、建国した日ではなく、「建国をしのび、国を愛する心を養う日」となり、この段階では「建国記念の日」をいつにするかは定めず、別に政令によって定めることとしました。

そして同じ年の12月、佐藤栄作内閣は、建国記念の日となる日を定める政令(昭和41年政令第376号)を定めて、
「建国記念の日」を2月11日とし、翌1967年(昭和42年)の2月11日に実施されたのです。

こうして、紀元節の祭日であった2月11日は、「建国記念の日」として祝日となりました。

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『紀元節復活』への反対と、『2月11日』に対する反対と

「紀元節」復活に反対!というのは
侵略戦争を美化し天皇を賛美する象徴的な日だった戦前の「紀元節」に反対するとか、
天皇の戦争責任まで言及するものであったり、これは今なお続いています。

2月11日を反対する理由は、
依然として神話は史実ではないとか神武天皇は実在しないのも続いていたとか。

これは本当にヘンですよね。
「正史としてみなす」、つまり真実とする、と決めているのに。

そんなことを言ったらキリストは本当に実在するのか、12月25日で本当に良いのか、
ってことにもなります。

そもそも、どの国にしたってその当時生きていた人は今は絶対いないんですから。
「史実」だって、今の調査能力で史実だとか史実じゃないとか言っているわけで、本当の本当は誰も知らないんですから。
「事実」でなく、「真実」とするものを基にして、その国は現在まで続いているのですから。

2月11日反対についても、
何度も廃案に追い込まれた当時、公明党はサンフランシスコ講和条約発効の「4月28日」を唱え、社会党は憲法記念日の「5月3日」を主張したといいますが、

それこそ、戦争によって、もっと言えば戦争に負けてアメリカの統治下に置かれたことで
新たに日本が生まれたような、日本は別の国になってしまったかのようではないですか?

今も賛否両論、意見はさまざまですが、
神武天皇が架空の「神」であっても「人」であっても、
「古事記」や「日本書紀」というれっきとした書物が日本の「正史」であることに間違いはありません。

文字を使い、その当時の人たち記録した日本という国の始まりがそこに描かれています。

ここに登場する「初代天皇」が「即位した日」である新暦2月11日を選んだこと。
そしてそれが「建国した日」だと。

私はとっても、それで良いと思うのですけど。

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