盆と正月が一緒に来たってどういう意味かご存知ですか?

盆と正月が一緒に来た?
お盆やお正月はなかなか会えない親族が一堂に会する貴重な機会です。

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「盆と正月が一緒に来たようだ」

という言葉を聞いたことはありませんか?

昔々、江戸時代の頃、都市部の商家を中心に「藪入り(やぶいり)」という

奉公人のお盆休みとお正月休みの習慣が広まりました。

商家などに住み込み奉公していた丁稚(でっち)や女中などの奉公人が実家へ里帰りしたり、自由に外出したりすることができたお盆とお正月の連休です。
(「宿り(やどり)」「親見参(おやげんぞ)」などとも言ったようです。)

藪入りには商家の主が、奉公人が着て帰る着物や土産、おこずかいなどを用意して送り出したそうです。

当の奉公人はそれはそれは嬉しくて嬉しくて、年にたった2度の連休を心待ちにしていたことでしょう。

現代では想像することもなかなか難しいかもしれませんね。

「盆と正月が一緒に来たようだ」というのは、
そういった奉公人の嬉しいイベントが両方いっぺんに来たようなさまを表したということなのです。

他にも、お盆やお正月は大勢の人々が動き、商売が繁盛し忙しくなることから、にぎやかさも忙しさも特別になることを表した、という説、


お盆もお正月もやることがたくさんあってとても忙しく大変だから
、という説もあります。

この「藪入り」の習慣は明治維新以後、旧暦から現代の新暦(太陽暦)に移行し、昭和になっても続き、第二次大戦後に人々の暮らしや労働法が大きく変わるまで続きました。

現代では多くの人はお休みも比較的自由にとれるでしょうし、お盆やお正月の過ごし方も変わりました。

でもこの、「盆と正月が一緒に来たようだ」という言い方は残っているのです。

今の時代にはなんだかピンと来なくなっちゃいましたけど。

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お盆とお正月はご先祖様も忙しい

お盆もお正月も本当にやることがたくさんあるんです。
私は”嫁”としてその 超多忙さを経験し、一緒に来たら大変だ! を実感しました。

準備の大変さもさることながらその期間が終わるまで人の出入りは絶えないし、嫁という立場では休む間もないのですから。
こりゃたまらん! と思いましたよ、ホントに。

なにがそんなに忙しいのかって?

「お盆」は年に1回、ご先祖様が我が家に里帰りするイベントです。

お墓をきれいにしたり、家では盆棚や提灯などをしつらえ、お料理もしてご先祖様をお迎えするのです。

「お正月」は新しい年の始まりを祝い、幸せを祈念します。

年末までにその年の仕事を終え、ご挨拶まわりをし、家や職場をきれいにし、年始の挨拶の準備をし、お料理を作り・・・
「師走」というように年の瀬12月は先生も走り回るほどに忙しいのです。

お盆はもちろん、お正月にだってお仏壇やお墓まわりのお世話をするし、神社やお寺さんにお参りに行ったりもするのです。

この時期はご先祖様も落ち着かないことでしょう。

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昔からの行事や習慣?ご先祖様? それって必要?

今はお盆やお正月に限らず、「昔はやっていたこと」がどんどん簡略化されたというか、そもそも昔と同じようには出来ないことが多くなっていますよね。

特に都市部ではそうですし、核家族化が進み、お仏壇がないお宅も珍しくないしお寺さんに行くという習慣のない家も多いわけです。


お盆やお正月に、いちいちご先祖様がどう関係するの?

と思う人のほうが多いかもしれませんね。

ご先祖様が身近な存在と思えなかったり、昔はどの家にも仏壇があったけれど今はない家のほうが多かったり、教えて下さる方もいらっしゃらないのが普通かもしれません。

自分の生まれた家では無縁だったお仏壇やご先祖様。
結婚して初めて触れた、という方もいらっしゃるかもしれません。

私もそうでしたから。(^^)
だからものすごくビックリしました。

最初はただもう戸惑い、お盆もお正月も面倒だし疲れるしイヤでしたねぇ。

でも、結婚したことで知る機会を得て、実際にしなければならなかった数々を、今は良かったなぁと心から思います。
なぜそれぞれの行事があるのか、どうしてそうするのか、
色々なことを学び、実践しながら色々なことを感じました。

そしてあらためて思うことは、
現代は現代の環境や暮らしのリズムに合わせてアレンジをすれば良い、何もしないことも選択肢のひとつ。

地域によって、各家々によっても違うことがたくさんあります。
時代の変化によっても変わるのです。

日本の昔からの行事って、大事なのは心なのです。

ひと通り、昔からやっていた「基本形」にも関心を持ち、なぜそうなのか、本来の意味を知ることです。

その上で、今の生活の中でできることと、やらないことを決めてゆけば良いと思います。

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