スマホの終活アプリ「100年ノート」「エターナル」意外に・・・

無料エンディングノートはスマホアプリも出ています。
思いついた時に手軽に記入・修正でき、画像や音声、動画を保存できるものもあります。
やってみると意外に快適、スマホならではのメリットを十分感じました。

家族もアプリをダウンロードして、会員IDやパスワードを共有すればいつでも見ることが出来ます。

スマホでエンディングノート、
iphone、Android どちらも提供されている代表的なものを2つご紹介します。

「100年ノート」は字が大きくてシンプル、会員登録しなくても使えます

株式会社アーデント・ウィッシュが発行する 熟年生活応援マガジン『はいから』が提供しているアプリです。
画面や文字の大きさが見やすく、わかりやすいのが良いです。

無料で、会員登録しなくても使えますがもっぱら自分のスマホだけで使う、という感覚です。

それで全然良いと思いますが、会員登録をすれば

  • データをインターネットに保管し、
  • 家族や特定の人に「開示権限」を与える(3人まで)

が出来るようになります。

万一の時などに開示権限のない人が開示請求する場合は身分証明書類等の提出と、情報開示料金(2018年5月現在¥32,400)が必要です。

100年ノート メニュー画面

100年ノート メニュー画面

パスワードさえ設定すればいきなり使えます。
メニューを見てわかるように、かなり広範囲に網羅していますね。
画面の下部に広告が出ますが、それほど邪魔にはならない感じです。

基本情報

基本情報

「ご自身のこと」の基本情報(名前とか住所とか)をひと通り入力すると本人写真を登録できます。

開示権限は3人まで

開示権限は3人まで

「身近な人」に親族や友人など大切な方を登録します。
何人でも登録できて、「開示権限」を与える設定が出来ます。

会員登録

会員登録

「会員登録」は好きな時にできますし、会員登録しなくても使い続けることはできます。
「会員登録」の意義は、機種変更や故障などでスマホを替えてもデータが呼び出せること、
それに「開示権限」があれば違う端末からでも開示請求が出来るということですね。

自由な記入欄があります!

自由な記入欄があります!

「100年ノート」で気に入ったのは「伝えたいこと」
ここは自由に何でも書けるコーナーです。
長文もOKですし、「入力カードを追加する」でいくつでも入力欄を増やせますので項目ごとに入力しておけば一覧で見られるのが便利。
3分間の音声も録音できます。
「100年ノート」の中で、このコーナーはかなり便利で重要だな、と思いました。

「100年ノート」まとめ

まず第一に、見やすくて使いやすいです。これ、大事ですね。
会員登録をしなくても使える気軽さも、とっつきやすいというか、気軽に始められると思います。

いよいよ入力したことが増えて中身が充実してきたら、データ保管のためにも会員登録をしたくなりますね、きっと。
スマホの故障、紛失や、機種変更などもありますし。

「伝えたいこと」という自由メモ欄があるので、あ!そうだ! と思いついたときにいつでもどこでも何でもメモしておけるのがスマホの便利さにマッチしていて良いなぁと思いました。

エンディングノートとしてではなく、もっぱら自分の大切な備忘録として重宝しそうです。

それだけに、つくづく残念なのが画像や動画を保存するコーナーがないこと。

画像は「自分」と「ペット」のところだけです。
これでアルバムのコーナーがあったらほぼ言うことナシ! だったのですけど!

まぁ、それはスマホ自体の機能を使うことでガマンするとして、
「100年ノート」はなかなか秀逸でした。

「100年ノート」のサイトを見る

「エターナルメッセージ」は画面がキレイでフォトアルバムがステキ、まずは会員登録です

冠婚葬祭互助会業の株式会社サンセルモの提供するアプリです。
「エターナルメッセージ」の運営はグループ企業の株式会社エターナルになっているようです。

こちらも見やすくて操作性も良いと思います。
ただ、初めに会員登録が必要、その際メールアドレスも必要です。

閲覧権限のない人の閲覧は、身分証明書類等の提出など手続きが必要ですが今のところ料金はかからないようです。

まずは会員登録

まずは会員登録

最初の画面です。
新規会員登録で名前とメールアドレスの入力が必要です。

ホーム画面

ホーム画面

ログインして最初の画面。
「+」をタップすると、「万が一の時に知らせる人」の名前とメールアドレスが登録出来、この人だけに向けて動画を残しておくことが出来ます

万が一の時にはこの人たちにエターナルメッセージの内容が開示され、お知らせのメールを送ります、とのことですが。

ん?

肝心の私が万が一の事態になっているのに、どうやって誰がメールするの?

あ、そうか、なるほど。
この「エターナルメッセージ」の運営会社は冠婚葬祭屋さんですから、葬儀ということになった時が「万が一の時」、で、ここに登録されている人にお知らせします、ということかな。

試しに架空の名前を入れて自分のメールアドレスを入力して「登録」をタップすると

登録したことを通知

登録したことを通知

この登録する人に「登録したことを知らせますか?」と聞かれるのです。
ちょっと意味がわからず、

「この人に、あなたが亡くなった時に亡くなったことを知らせますか?」

と聞かれていると思い、「はい」をタップしました。

すると、即、メールが来ちゃいました!

【重要なお知らせ】として、


終活花子様が、株式会社エターナルの大切な家族に想いを残していくスマートフォンアプリ「エターナルメッセージ」をご利用になり、 あなたを“想いを残したい人”として登録されました。
終活花子様に万一のことがあり、お亡くなりになった場合、株式会社エターナルからこちらのメールアドレス宛にお知らせ致します。
今後、メールアドレスに変更があった場合は終活花子様にご連絡をお願いします。

エターナルメッセージとは?
株式会社エターナルが提供するスマートフォンアプリ「エターナルメッセージ」は、 ご自身に万が一の時、大切な家族にあなたの想いを動画や写真として残していくサービスです。
http://www.eternalmessage.jp/

“想いを残したい人”とは?
終活花子様が万が一の時、想いを残したい人として登録された方です。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【免責事項】
以下に該当する場合、終活花子様に将来もしものことがあり、 お亡くなりになった場合でもメールは送信されません。
・逝去されたことを、株式会社エターナルに連絡がなかった場合
・ご登録されたメールアドレスに不備がある場合
・終活花子様が当サービスのご利用を停止された場合
・終活花子様が登録削除された場合
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


う~~ん、
こういうことか・・・。

ちょっとびっくり、
いきなり受け取った人はもっとびっくりですよね。

気を付けないといけないところです。

メニュー画面

メニュー画面

エターナルメッセージのメニュー画面です。
これだけです。
さすが葬儀屋さん提供のアプリ、葬儀に関することのみです。

自由な文章を入れられるところは
「葬儀費用について」「棺の中に入れてほしいもの」「好きな曲について」だけです。

これを別の目的で使っても良いけどタイトルは変えることが出来ません。
ちょっと不満・・・。

フォトアルバムが作れる!

フォトアルバムが作れる!

エターナルメッセージのイチオシはフォトアルバムが作れるところです。

好きなジャンルごとにタイトルをつけて、アルバムを分けておくことができます。
この画面は私が「思い出の品々」とタイトルをつけたアルバムに写真が2枚入っているところです。
「+」をタップして写真を追加します。

これは良いです。
この画面自体もキレイだし、良いアルバムが出来そうです。

「エターナルメッセージ」まとめ

画面の美しさは使うのがうれしくなっちゃうほどです。

見やすくて使いやすいのですが、「100年ノート」と比べるとスマホに慣れていない人はちょっと慣れるまでかかるかな、と感じました。
スマホに慣れている方なら直感で操作がわかります。

ですが「大切な人」登録で自分以外の人のメールアドレスを入力し、うっかり「はい」をタップしたらその人に即メールが送られてしまったのにはかなり驚きました。

まずは会員登録、というのも葬儀屋さん直結だなぁ、という気がしないでもないですね。

使い勝手は、自由メモ欄がほとんどないことと、入力項目が葬儀関係に限られるのをどう考えるかで違うと思いますが、広い意味での「エンディングノート」としては物足りないでしょう。

葬儀関係だけだと、「思いついたときにいつでもどこでも何でもメモしておけるスマホの便利さ」も、十分に生かせないように思います。

「100年ノート」のようにたくさんの項目がなくても、もう少し自由入力が出来るところがあれば「フォトアルバム」があるだけでかなり優位なのですが、残念です。

「エターナルメッセージ」のサイトを見る

スマホの無料終活アプリ、結局どうなの?

私としては、「100年ノート」はしばらく使ってみようかなと思いますが、色々感じたことは・・・。

パソコン以上に全体が見えにくい?

これはそれほど感じませんでした。
もちろん、全体を見るのは「目次」だけなのですが、タップしてすぐ開くスマホならではの簡単さがそれを補って、そこはむしろパソコンより快適です。
確かにスマホの物理的な大きさは関係するかもですが、大きなタブレットにすると、それはそれで気軽に手軽にという良さが半減しそうです。

広告が邪魔?

広告は無料アプリの常ですが。
広告が邪魔だというご意見は多いようですが、「100年ノート」ではそれほど気になりませんでした。
「エターナルメッセージ」は、葬儀屋さん提供だからか?広告はありません。

広告が多いアプリもあるのかもしれませんね。
うっかりタップすればこれまた面倒ですし、使いづらくなってしまいます。

でも、「100年ノート」「エターナルメッセージ」に関しては問題ナシ!と思います。

スマホの故障、紛失でデータが消失する可能性がある

アプリ自体はまたダウンロードすれば良いかもしれませんが、データが消えてしまうかもしれないキケンは常に考えておいたほうが良さそうです。
バックアップが取れるかどうか、会員登録などでデータ保管が出来るか、は結構大事です。

個人情報は大丈夫?

やはりたくさん入力したらどこか安全なところに保管したくなります。
でもどこかに保管されたデータは本当に大丈夫なのか、気になるところです。
これはアプリ提供者のプライバシーポリシーなどをよく読んだり、直接運営会社に問い合わせてみることも必要かも、と思いました。

いずれにしてもかなり大切な個人情報です。
デジタル化すればその保護は100%ではない、と思ったほうが良いかなと私などは考えます。

やはり今の時代、秘密を守るには、むしろアナログが一番という気もします。

無料アプリのサービス終了の可能性は常にある

エンディングノートアプリは、次々と登場しては消え・・・を繰り返して来たようです。
今あるサービスが今後もずっと続くとは限らないかも知れません。

まずはスマホアプリで初めても、先々はパソコンか実物できちんと整理したいなと思いました。

結局、「万が一」の時にこのアプリを見てもらうにはどうするのか??

これですよ、問題は。

  • どのアプリにしても、入力したデータは自分のスマホに入っている。
  • 「会員登録」すればアプリ提供会社の管理するサーバーに保管されている。
  • 自分以外がアプリを操作するには
    • 私のスマホを使うか、アプリをダウンロードしなければならない
    • パスワードを知らなければならない
    • 何のアプリなのか、操作方法は、などを知らなければならない
  • 開示権限を設定した人たちは
    • 「開示権限」や「開示請求」について知らなければならない
    • どこに問い合わせるのか知らなければならない

などなど、あらかじめ伝えないと使えないことがたくさんあります。
でも、「その時」は自分が伝えることは出来ないのですから。

日ごろからスマホアプリでこういうことを準備している、と話しておいたり
アプリの目的や、アプリの操作す方法とか
慣れておかなきゃならないですよね。

若い人なら一発で覚えるだろうけど、ウチの夫は・・・ムリだろうなぁ・・・。

その上、パスワードは日ごろから知ってもらっていたらちょっと困る。
(自由に書きたいことも書けなくなりそう)

じゃあその「パスワード」はどこか紙に書いてしまっておいて、
いざという時はこれでログインしてね。
って、いざという時に慣れないアプリをいじるのって、ムズカシくないかなぁ。

結局、スマホのエンディングノートを見てもらうために
紙の、手書きのエンディングメモ を用意しなくちゃいけないんじゃないか?

これって・・・・・・・

どうすれば良いでしょうね?

便利だけど色々悩んでしまったスマホの終活アプリでした。

ちょっと応援してやるかと思っていただけたら・・・

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