お盆とお施餓鬼、時期が一緒でよく似ているけど違います

お盆行事の概要
お盆行事の概要

「お盆」は正しくは「盂蘭盆会」(うらぼんえ)と言い、
省略して「盂蘭盆」(うらぼん)または「お盆」と言います。
精霊会 (しょうりょうえ)、魂祭り(たままつり)とも言います。

旧暦7月15日を中心に、ご先祖様の霊が家に帰ってくるのを
家族総出でお迎えする行事です。
((お盆の起源はこちら、 お盆の期間についてはこちら

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お盆って誰のお盆?

家族がまず思う仏様は一番最近に亡くなった家族ですが
お盆にはその家のご先祖様たちがみんな帰っていらっしゃるので
とても大人数なのだということを忘れずにご供養します。

多くのお家のお盆は、

お墓参りをし、
迎え火を焚いて霊をお迎えし、
盆棚(ぼんだな)、精霊棚 (しょうりょうだな)や
施食棚(せじきだな)と言うこともあります、にお供物をそなえ、
和尚さんに棚経 (たなぎょう) をあげていただき
送り火を焚いて、霊をお送りする、

というのが大きな流れだと思います。

少しでも早く帰ってきていただき、
心を込めてご供養し、できるだけゆっくりあちらへお戻りいただく
という4日間です。

お盆の習慣はさまざま

お盆の法要の大きな流れは上記の通りですが、
地域によって、宗派によって、また各家によっても
お盆の習慣はさまざまに違います。

同じ土地に暮らしていても
それぞれの家が長いこと営んできたご供養の仕方が違うことは
よくあります。

提灯や盆棚は飾らないという宗派やご家庭もあります。

もしもご結婚などで
新しいお家のお盆をお迎えになるときは
そのお家のやり方をよくお聞きしてその通りにするのがベストです。

お盆がいつであっても、何をどのように行なっても行なわなくても
すべてに共通するのは、心 です。
心を込めてご先祖様をお迎えし、ご供養し、お送りする。
ここさえご家族と共有できれば大丈夫、それがお盆の法要です。

盂蘭盆会とは?

盂蘭盆会(うらぼんえ)の起源は「仏説盂蘭盆経」で、
お釈迦様の弟子、 目連尊者(もくれんそんじゃ)が、
餓鬼道(がきどう)に落ちた母を救い出すため、
7月15日の 自恣(じし)の日、あらゆる僧侶に供養を施せば
その功徳によって母を救うことができ、他の亡者にも利益がある
というお釈迦様の教えに従い、祭儀を設えて供養したことが起源
だそうです。

自恣(じし)の日とは、
夏安居(げあんご・夏の3ヶ月間、僧侶がこもって修行すること、
安居=修行)の解散日とのことで、厳しい修行が明けてすぐに
お釈迦様の教え通りに供養をし徳を積むことで母上を救ったのです。

施餓鬼会(せがきえ)とは別のものです

施餓鬼会の起源は「仏説救抜焔光餓鬼陀羅尼経」
(ぶっせつぐばつえんくがきだらにきょう)で、

これもお釈迦様の弟子である阿難尊者(あなんそんじゃ)が、
3日以内に死んで餓鬼道に落ちると言われ驚愕しお釈迦様にお尋ねすると、
お釈迦様は全ての餓鬼や婆羅門(ばらもん・修行者)に飲食を施し、
苦しみから救う秘術(施餓鬼の法)を授けました。

阿難尊者は長生きをし、悟りを開くことができました。

無縁の霊は餓鬼になると言われますが、
こうして始まったのが施餓鬼会であり、日付も特定されてなく、
無縁の霊をご供養する意味合いもあるようです。

お盆と施餓鬼会、
いつの間にか、ふたつの似た法要が一緒にされるようになった
ということです。

お盆の供養の由来はお釈迦様の弟子・目蓮尊者の母のお話。お釈迦様は亡きあともなお苦しむ母を救う方法を目蓮尊者にさずけました。
お盆は元々旧暦7月15日だったのが毎時6年に新暦に替わりその土地の風習、地域の産業や人々の暮らしや文化も影響し、一番ふさわしい時期、つまり”できる時にやる”ということで日付がバラバラになったのですね。

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