
笠地蔵(かさじぞう)ー東北の雪降る大晦日、お地蔵様と老夫婦のお話ー
よく知られた「笠地蔵」のお話、主に東北地方に伝わる昔話です。物語が「大晦日」の出来事なのは共通しています。昔の人々の暮らしは決して豊かではなく、年を越すだけでも大変、それでも今より幸せなことは多かったのかも知れない気がします。
やはり気になるんですよね。「ご先祖様」 「死後の世界」「仏」「神」「伝説」「英雄」「激動」、こういうモノやコトが。
よく知られた「笠地蔵」のお話、主に東北地方に伝わる昔話です。物語が「大晦日」の出来事なのは共通しています。昔の人々の暮らしは決して豊かではなく、年を越すだけでも大変、それでも今より幸せなことは多かったのかも知れない気がします。
むかしむかし、江戸は青山に門奈助左衛門というお金持の武士がおりました。その家来にたいへん真面目で正直者の男がありました。年の暮れも押し詰まった十二月二十八日、男は主人のお遣いで、浅草の蔵宿(くらやど・当時の武士専門の金貸しのような所)に行って五十両のお金を受け取りました。
山父は一つ目一本足の日本に伝わる妖怪。山爺(やまじじい)、やまんじいと呼ぶ地域もある。人の心を読む(さとる)。その大声は天地を震わせ、岩を動かすと言われるそうな。
とりの王者と豪語する鷹の仲間が集まって酒盛りをしていると、小さなミソサザイが仲間に入れておくれとやってきます。大笑する鷹に猪を捕ってきたら仲間にしてやると言われ、ミソサザイはほんの小さな体で猪をつかまえに行きます。
むかしむかしある所に畑仕事に精を出すひとりの男がいました。「ああああ~~~ 猿でもいいから手伝ってくれたら三人娘のどれかを 嫁にやるのになぁ!」